「久藤清一の4分間」

『その4分間で、久藤は見事なまでに存在感を見せました。前がかりになる湘南が作るスペーへ入り込んでボールを受け、味方をスペースへ誘うようにパスを出し、さらにパスを出すと同時に新しいスペースへ移動してボールを受ける。確実に高い位置へボールを運び出して時間をコントロールする久藤のプレーは明らかに試合のリズムを変えました。田中佑昌の先制ゴールも、アレックスの勝ち越し弾も見事でしたが、それ以上に久藤のプレーが私の中では強く印象に残りました。』(中倉一志氏「フットボールな日々」より)

■恩師・吉浦先生
『当時から清一は本当に賢い子でした。今まで多くの選手を見て来ましたが、プレーぶりももちろんですが、人間的にも、清一が一番です。彼だけは特別で、また「運」を持った選手だと思います。』
ジュビロに入ったのが彼にとってとても良かったと思います。当時ジュビロの厳しさは大変有名でした。練習からフル装備で取り組まないといけないほど厳しかったと聞きます。』
『彼はアトランタ五輪の時に代表候補になり中田英や前園もいましたが、もし選ばれてたら、彼はそこでも十分に間違いなくやれたと思います。』(以上、筑陽学園高校吉浦監督・談Just Do It!創刊号より)

[久藤清一]
1974年6月21日生まれ、33歳
兵庫県尼崎市出身、福岡市立横手中学ー筑陽学園高校卒業
Jリーグ・磐田ー福岡ー磐田ーC大阪ー福岡
173cm、67kg、背番号10、MF
2007年11月25日湘南戦でJ通算300試合出場