10大ニュース

今年の10大ニュース、個人編。
1.病に倒れたイビチャ・オシム

11月16日、オシムさんが倒れた。病名急性脳梗塞
救急車で運ばれ一命は取り留めたが、オシムさんは倒れてる間に代表監督を解任されてしまう。
1960年代のデットマール・クラマー氏が日本サッカーの”父”と敬われれば、オシムさんは現代日本サッカーの先導師と称されてもいい存在。もう少しの時間代表チームの指揮をとって欲しかったと思います。

2.阿部勇樹鈴木啓太

浦和の守りは鈴木啓太なしには考えられない。彼の論理的なポジショニングはできればスタジアムで生で見たいもの。
啓太の危機察知能力や自陣のスペースを埋める動き、DFラインのカバーリングなどを見ると、彼が並の選手でないことがひと目でわかる。今年、阿部勇樹が戦列に加わり浦和の後ろ半分にはスキがなくなった。
ACL優勝も、CWC3位もこの二人あってのもの。代表でオシムサッカーを体現できてきたのもこの二人がいてこそであると思います。

3.燃え尽きた秋田豊

J405試合出場、代表キャップ数44。秋田なしに鹿島の9冠は語れない。
その後の鹿島無冠の長い空白は、彼の後を継ぐ岩政の成長を待たなければならなかったからだ。秋田の1対1の強さ、強烈な闘争心でチームを鼓舞し仲間を叱咤する勇姿は私たちの心の中に宿り続けるし、J創設を知る秋田豊山口素弘の現役引退はJリーグの時代の移り変わりを強く感じさせるものである。
06年WCで日本代表チームが不振を極めたのは、中山や秋田のようなハートの強い選手がベンチにいなかったから、といってよいと思っています。
本当にお疲れ様。

4.カカーにバロンドール

CWCで日本でも活躍したが、ミランの優勝はカカーなしには語れない。
欧州には技術やスピードを売りにする一流選手はたくさんいますが、若いカカーはそれに突進力ともいうべき力を備えているように思います。まさに天馬の如く。
そして彼は未だ成長と経験を続けてるのだ。

5.我那覇和樹のドーピング
6.ジョゼ・モウリーニョの解任
7.使えない反町康治

準備期間が存分にありながら。チームとしてのカタチを作れなかったのが苦戦の理由。井原と仲良くやってメダル取ったら評価したい。

8.大木武前田秀樹勇退

個人的には名将と呼んでもいい監督。大木さんは岡田さんのサポート。前田さんはどこで工場を作るのか。この人ほどサポーターに愛された監督はいない。

9.リトバルスキーって誰?

ものごとがうまくいかなくなった時に「その時、どう動く」かが、指揮官としての真の能力。1年見てきて、彼は未だ選手を動かす言語を持たず、現状を認識し修正能力に欠けるのは間違いない。毎試合後半30分から中学部活のようなサッカーをさせる珍しい監督。
いまだドイツコミュニティのヒーローであることは認めるが、プライドだけは「WC3大会連続出場」。良い指導者になりたいなら自省や反省の言葉を持たなければ。またせっかくの長所も、選手と彼との間にトルシエの時の山本昌邦のような兄貴分のコーチがいない限り機能しないように思う。

10.最低の破壊者・鍋島将起

・J2第20節、仙台ー東京V。常軌を逸した判定の連続。カード乱発。高桑には「理由を聞こうと近寄っただけ」でカード!。
・J2第32節、鳥栖ー湘南。1−0のハーフタイム、雷雨から回復した天候にも関わらず中止。不可解な判断で湘南のリードをフイに。
・J2第38節、鳥栖ー福岡イエロー8枚、レッド2枚の大乱発。後にリーグ側も誤審を認めたが、彼は不可解で感情的な判定が多かった。
案の定、鍋島氏の警告率は今シーズン国内最多で1試合平均5.3枚。
鍋島氏を遠く海外研修に出すのに反対するサポーターは一人もいないはずだ。