マネージメント

福岡の桜はあと3、4日が見ごろでしょうか。しばらくは続きそうですが、公私多忙中に付きなかなか書き込みの時間が取れません。Jも開幕したというのに。

「祖母力」(ウバヂカラ・光文社、祖母井秀隆著、1500円)
昨今、「代表監督」として明らかに限界がある岡田さんの現状を見るにつけ、指導者としてのオシムさんの”凄さ”と高い人間性を改めて思い知らされます。
祖母井(ウバガイ)さんはGM(プロサッカークラブのマネージャー)には”おばあちゃん”のような「温かい眼差しと、周りに流されない強さや”安心感”」が必要という。またレアル・マドリーインテルミランからも監督要請される程の偉大なオシムさんをジェフ千葉に招聘したいきさつや、「川淵さんとは一緒に仕事したくない。」と言い放つ彼の”気概”が本書には明らかにされています。非常にバランス感覚に優れた人の文章は読みやすいと思います。
クラブにとって「マネージメント」という仕事がどれだけ重要で綿密な気配りが必要か。現在、アビスパ福岡の3人のオーストラリア人選手の取材に現地のTVクルーが来日しています。情けないことに、チームにとって重要な主力選手とTVクルーの見知らぬ街(天神)の取材にも誰ひとり同行させず、気配り一つできない地方クラブもあるわけです。いつも通りに「聞いてないし勝手にやってる」とでも。


時間ある時に、J2第5節、愛媛戦の久藤選手と、アントニー・クレアコーチのことついて少し書きたいと思っています。