火焼眉毛

20日のダービー(レベスタ)はこれまで好調だった鳥栖の自滅に助けられました。
福岡は去年失敗した(ある意味”志”の高い)パスを細かく繋ぐサッカーを捨て、J2仕様のタテポンを組み込み「現実的」な戦いをしています。
それでも見るも無残な2連”大敗”という部活サッカーに陥ったのは、選手の戦う気持ちなんかではなく未だに連動・組織を作れない指揮官にあると思います。
走れているうちは良いが足が止まった時にどういう手を打つか、逆転された時にどのような対処をするか。辛抱の糸が切れ終盤にFWを4人並べてお茶を濁すのは素人でもたやすいこと。
実践的な対処能力に欠けた指揮官の下ではサポーターにとっても厳しいシーズンが続くことは明白です。
ただ去年より向上してるのはDF陣の「クリア」の意識が高いことですが、鳥栖戦では久しぶりのセンターバック柳楽と、左サイド宮本亨が高い闘争心を剥き出しに奮闘し、前線では技術の高いFWグリフィスの抜け出しが功を奏しました。
これまで彼にラストパスを出すタイミングが遅いゲームが続いただけに、その点では順応してきたように思います。