初体験

前半は、走ってた。

何はさておき 国際経験の少ない(無い)選手たち。
イキナリ大草原に放り出された選手たち。
彼らの桧舞台。

前半は、走っていた。懸命に。

ボールも良くまわっていた。
60%は持てていた。

村井も駒野も走っていた。

駒野は鋭かった。
今野もらしさを見せていた。
阿部は未来を感じさせた。
達也は自由奔放だった。
モニワは 画面に数多く顔出していた。

彼らは一様に、若くて フレッシュで 活きが良かった。

前半は、走っていた。
期待できると思った。

前半、放ったシュートの6本のうちの4本が枠内。そのうちの1本でも決めてたらゲームは全く違っていたことだろう。
初体験はいつでもホロ苦い。
初体験は後先考えれない。

「どう、ゲームを組み立てるのか」
「どう、ゲームの流れを作るのか」
「誰が、その判断をし指示するのか」

ゲームに起承転結があるとすれば。
時間の経過に波があるとすれば。
その読みと判断と指示は、いずこにあるのか。

結果は良いほうに傾かなかったし、
反省すべき点はおおいにある。

それは言われなくても選手たちが一番に良くわかっている。

組み合わせの熟成も、
組み合わせの特性も、
組み合わせの相性も、
何もなく ひたすら走り続けた選手たち。

後半、疲れた彼らの代わりに走ってあげたかったよ。
親爺は。

膠着した前線で スペースを作る仕事。
二人 三人で動きながらスペースを作る仕事。

大切なキーワード スペースメイク

一人で、それやれるのは、
やっぱ、ヤナギにしかできないよなぁ。
と、ブツブツつぶやいて後半見ていた。

この組み合わせでは、事前の親善試合で2度ほどやらせてあげたかった。
韓国戦に誰が出るのか、出ないのか。
落胆と失望の気持ちに深呼吸を織り交ぜて、そして、意を決して見に行くよ。
もう一度の彼らの頑張りを。

「韓国代表」戦

大邸に新たな世代の芽吹きを見に行く事にした。
ツアー名は、名付けて「巻選手応援ツアー」:byJTB
8日のゲーム、自分なりに先発を予想してみたくなった。珍しいことだ。

    
     巻     
        田中達   
            
村井    小笠原    駒野
       
    今野   阿部

 中澤   宮本   田中誠

疲労感漂う本山はここはホテルで休ませたい。
達也には最初から全速力で。その後スーパーサブの大黒へ。
タツマキからオオグロマキへ。
リードされたら後半から4バック。右SBに加地、今野の1ボランチ
もう一度、できれば村井、駒野を見てみたい。
前線のゲームメイクはオガサ。宮本には少し上げてもらう。
「あと、5mでいいから」^^

オガサを中心に取り囲む中国戦メンバー。
うまくいったら鹿島の行きつけの(お気に入りの子がいる)キャバレーでオガサの驕り。当然、モニワもついて来る。

ジーコは、北朝鮮戦メンバーに総とっかえしないと思うが。
それと、台風9号が接近せず、長江流域へと向かうことを望みたい。

南北戦

東アジア選手権大会【韓国ー北朝鮮】:全州(*1チョンジュ)ワールドカップスタジアム

攻めても、攻めても入らない韓国。
なんとしても勝ち点3、の思いが暑い夏の夜の足を走らせる。
攣りそうになるふくらはぎ。
直立できないヨタつく両足。
それでも攻め続ける。
時間の経過とともに呼吸はあえぎ 足はついていかない。

守る北朝鮮。
軍隊で鍛えた肩をブツけあう。
相変わらずGKは軽くて危ないのだが。
ゴールの前に一列になって 若い選手たちは懸命に守り倒す。
北のゴル裏には統一旗。

12年ぶりの南北代表戦だというが、ドローは筋書き通りか。
激しい戦いだったが、対する日本代表の時とは違う空気が漂っていた。
スタジアムは、1階が6割、2階席が2割程度。南北戦に狂乱の激しい応援は見えず。

*1:百済の古都・全州は李朝発祥の地であり音楽の都でもある