U−23ギリシア遠征「対ギリシア代表戦」

TV東京の事情は我々にはわからない部分なのですが、中継の不具合で多少の映像中断があったにしても、ゲームを最後まで放映しなかったのは、局としてサッカーを愚弄し舐め切っているとしか思えない。

通信契約時間の打ち切りに至る問題なのか、編成局の次の番組上の問題なのかはともかく、例え親善試合であっても、ロスタイムが5,6分あることを想定できない幹部の責任は大きいといえよう。
今回、打ち切られた後、得点シーンがなかったからいいようなものの、伝統的にサッカーに理解ある局、と信じていただけに残念である。
結果は、1−1のドロー。

私としては、平山、大久保、田中達也の3トップの組み合わせがどう働けるのかと、急増守備陣である3バック陣とGKが当たりの激しいギリシアの攻撃をどう防ぐのか、に注目していました。
さて、
攻撃陣では、得点とアシストの関係もあったようにここ数試合やってきた平山、田中の2人の連携の良さが本番でもハズせないことがわかったこと。特に、田中達也の動きと決定力は目についた。この2人に大久保も含めた3トップの、スペースの使い方や連携など熟成する時間がもう少し欲しい気はした。
個人的には、後半出場して守備では活きていた高松に、もう少し頑張って欲しいのだが。
全体としては、チームのまとまりよりも、選手の生き残りをかけたサバイバルゲームの方に目がいってしまったのだが。
あとは、森崎兄が入ってからさすがに中盤のボールの落ち着きが見られたこと。
急増3バックは、慣れない雑草みたいな芝の上で、茂庭も北本も局面では良くやっていたと思うが、これまで一度もやってない組み合わせだし、ま、あんなものだろう。
ゲームでは、なんと3バックの中央やらされていたが、私は、茂庭のキャラにも好感を持っているので、今後は彼にも頑張って欲しい。
この世代、前線に好素材多く、選手選考は難しいだろうが、山本さんも今後迷うのはこの点か。

これにオーバーエイジを追加するとなると、
GK、左サイド、ボランチか?
ボランチは、阿部、青木の使い方ひとつで不要かもしれないが、昨日は、後ろから前線へ鋭いボールを蹴れる
選手がいなかったので、中田浩二が懐かしくはなった。
彼がいれば、右の石川に目の覚めるようなロングが飛ぶのにと。
OAからバック陣をとなると、宮本、森岡中田浩二の3人からしか自分は、考えられないが、
実際それは現実的ではないだろうし、中央はやはり阿部に任せた方がいいのかも知れない。
お気に入りの闘莉王もいるけれども。
そうなると、OAからボランチが欲しい。もちろん”こういうときの明神 ”しかいないのだが。
本人は受けないだろうけど、ここは左は名波さんにお願いしますか。

このままでは五輪ではメダルは難しい気もするが、いずれにしても、この世代の将来が段々と楽しみになってきた。