風の旅人


山 あ れ ば 山 を 観 る
雨 の 日 は 雨 を 聴 く
春 夏 秋 冬
あしたもよろし ゆうべもよろし

山頭火:明治15年山口県に生を受ける。10歳の時、母上が自宅の井戸で焼身自殺。
明治37年早大中退後、酒造場を開業。29歳、山頭火の名でツルゲーネフを翻訳。「層雲」主宰。
34歳、酒造業破産し一家離散。38歳で離婚の後社会主義者と疑われ憲兵に拉致。
42歳、線路上で泥酔し熊本市電を停め大騒ぎ。その後「行乞」*1。各地を放浪と巡礼そして句会。
昭和15年、本人の切望していた通りにコロリ往生で58歳、没す。

分け入っても 分け入っても 青い山
炎天を いただいて 乞いあるく
笠に とんぼをとまらせて あるく
歩きつづける 彼岸花 咲きつづける
生死(しょうじ)の中の雪ふりつもる
ふるさとは みかんのはなのにおうとき
このみちをたどるほかない 草のふかくも

山頭火の魂の旅は、幼くして亡くした母を恋うる旅だったのだろうか。



最近、こちらの拙文をブックマークされる方が多いようでかなり恥ずかしいのですが、はてなカウンターのデータによると昨夜の深夜25時〜26時の1時間に694人の方が訪れたらしい。これは3月28日に「野間大池公園DIARY」を始めて以来のこれまでの記録ですが、比較しては失礼だろうが巨匠・おりたさん”のところはその比ではないのだろう。
女子サッカーの五輪出場決定に対する関心の高さと、”ジーコジャパン以外の”(苦笑)日本サッカーの着実な進歩を確認できた喜びに沸き立っていた一夜ではあった。
それにしても、おりたさんの日々のエネルギーと集中力には恐れ入る。
自分はなんとなく駄文を書き並べているだけなのですが、余り他者の目を意識せずこれまで通りツラツラと書いていこうと思う。

*1:乞食