ちょっと強気なふたり、その2

こちらの続きです(笑)
以下、他のところへ書いたものを加筆して掲載します。鹿島に興味がない方は、是非とも、飛ばして下さい(笑)

今後、2'ndステージ、ナビスコの続き、天皇杯ってあるのですが。
昨年無冠だった鹿島が、今年も何にも取れなければ、2年連続何もなし。
これは、チームとしても幹部としても、ちょっとヤバい感じがします。
オフの、スポンサー契約更新時に、”時節柄”メインスポンサーが値下げ交渉するのは目に見えているし(笑)
(3冠とってハネ上がった契約料。ちなみに私は以前、その当事者の役員でもあったのですが・笑)
しかし、今のままでは、私は、どのタイトルもちょっと難しいかなと思っています。

【新・2強時代】
つまり余程の補強か、抜本的な手を打たない限り、チーム力やチームとしての熟練度で、磐田や横浜の2つの
チームにかなりの水を開けられている、と見ています。
得意のカップ戦で、準決勝か、決勝に残ればいい方でしょうか。

今シーズンのJ1の状況は、昨年からの流れが続き、次第に磐田、横浜の2強時代になりそうなのと、
終盤を迎え実際にそうなっているのですが。
鹿島はチーム力がこの2チームに次第に遅れをとりそうになっていることに、鹿島のチーム幹部がそのこと
にかなりな危機感を持っているのではないかと思っています。

【遠ざかるタイトル】
また鹿島は、今年勝てなければ、リーグ戦優勝から3年も遠ざかる事になります。
それと、ここ4,5年はシーズン開始の頃にはいつも野戦病院、特に2年ほどは怪我人ばかりで、
どちらかといえば、カップ戦でしかまともに戦えていません。
____1st_2nd_
00年:_8位、優勝、ナビスコ優勝、天皇杯優勝     =この年、3冠
01年:11位、優勝、ナビスコベスト4、天皇杯ベスト8
02年:_5位、3位、ナビスコ優勝、天皇杯準優勝
03年:_8位、4位、ナビスコ準優勝、天皇杯ベスト4
04年:_4位(第13節現在)

【結果が出ない新陳代謝】
鹿島は、今シーズンチーム作りをする上で、本来なら辞めさせるべきセレーゾを、已む無く残しました。
オフに鹿島の名実とも精神的支柱であった秋田を放出し、しかも相馬まで放出し、守備陣の若手への新陳
代謝を図ろうとしました。またガンバから新井場、アトレチコ・ミネイロからファビオ・ジュニオールを
補強しましたが、新井場はともかく、セレーゾはガマンして使っていてもFWファビオは役立たず状態でした。
中田浩二が大怪我から復帰してきたことは大きいのですが、守備陣はともかく、攻撃陣の柱がしっかり
定まっていないのが大きな要因だと思います。
チーム力は少しは戻ってきているにしても、秋田なき鹿島に、今シーズンは、何かがポッカリ抜けている
ような気がしながらゲームを観る事も度々でした。

【激減する観客動員】
それと、実は、ホントの理由は観客動員数なのです。
J1全チームの昨年対比で、実は、鹿島の観客動員数の落ち込みが一番激しく、1試合平均で約5千人は
暴落しています。この点でも上位の常連ではもはやなく、中位に下がっています。

チームの新陳代謝、若手への移行、強いチーム作り。すべてがまだ過渡期ではあるのでしょうが。
レンタルしている隆行とヤナギが揃って二人が復帰すれば、中田浩二も大怪我から復帰しているし、
移籍した新井場もマッチしてきているしで、セカンドも、ナビスコも、天皇杯も、かなりいい線行く
ことは間違いないと、強気なふたりが考えたとしても不思議ではありません。

以上、チームの視点で書いてみました(笑)

チェアマンへ転進した鈴木氏の、後釜の牛島氏と、鈴木氏の手腕には期待したいのですが(笑)鹿島にはここでは、是非とも腰の座ったチーム作りを求めたい、と思います。