キリンカップ第二戦【スロバキア代表VSセルビアモンテネグロ代表】

orion10142004-07-11

キリンカップは東欧のチームや南米のチームを招待して行われることが多い。博多の森でのキリンカップは、96年以来だろうか。

キリンカップのここ10年の対戦相手は以下の通り。
95年5月:スコットランドエクアドル(広島、富山、国立)
96年5月:メキシコ、ユーゴ(日本平、国立、博多の森)、
97年6月:クロアチア、トルコ(国立、仙台、長居)、
98年5月:パラグアイチェコ(国立、神戸、横浜)、
99年5月:ベルギー、ペルー(西京極、国立、横浜)、
00年6月:スロバキアボリビア(宮城、鳥栖、横浜)、
01年6月:パラグアイユーゴスラビア(国立、札幌、大分)、
02年4月:スロバキア、ホンジェラス(国立、神戸)2試合
03年6月:アルゼンチン、パラグアイ(長居、埼玉)2試合
04年7月:スロバキアセルビアモンテネグロ(広島、博多の森、横浜)
スロバキアはこのところ1年置きに、セルビアはユーゴ時代も含めると96年、01年の来日以来となる。今日も、協会会長として来ていたがストイコビッチ氏との縁も深い。

午後2時試合開始と真夏の炎天下でのゲームで、来日して間もない選手たちには酷な環境だった。どちらのチームも暑さで動きは鈍く、特に、日本代表戦を明後日に控えたセルビアモンテネグロの選手たちの動きは調整試合のように思えた。
試合開始から動きの鈍いセルビアは、スロバキアにボールを持たせ、しっかり守って素早いカウンター狙いだったが、スロバキアのサイド攻撃も精度が悪くなかなか枠に行かず、セルビアセンターバック13番などの高さできっちり守っていた。
前半5分過ぎに、カウンターからの速攻で、ミロシェビッチ(セルタ)の見事なゴールで得点すると、セルビアは灼熱の下のセーブモードに入ってしまった。
イリヤ・ペトコビッチ監督も交代枠を十分に使いながら選手のコンディション調整をしていた。
セルビアの10番イエストロビッチ(アンデルデヒト/ベルギー)の2得点目も、素早いカウンターで決めたものだが、交代で入ったばかりのセルビアの若きイケメン18番マルコスキーの前線での鋭い動きがあったからだった。
2−0で、セルビアモンテネグロの勝ちは力通りの順当な結果だと思う。
それにしても、セルビアの7番は後半途中退くまで、何本のペットボトルを空にしただろうか(笑)
こちらはメインスタンドの日陰で、のんびりサッカー観戦はできたが、おそらくピッチの上の暑さは、尋常でなかったはず。灼熱対策ならまだしも、この時期の日中には大事な選手のためにもゲームはするべきでないと思う。
セルビアモンテネグロ五輪代表は、アテネのグループリ−グではアルゼンチンと同組のC組であるが、今回の代表チームにはU−23世代を5名ほど入れていた。