まったりどんよりゲーム

orion10142004-07-20

還暦を迎える川淵氏の今大会に対するコメントが相変わらず緊張感のないスポニチの腰巾着記事によって公けになった。

日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(67)が20日、アジア杯1次リーグでオマーン代表と対戦するジーコジャパンに必勝指令を出した。川淵キャプテンは19日、香港経由で中国・重慶に入ったが、大会の成績に関してノルマは設定せずW杯1次予選で対戦するオマーンを完膚なきまで叩きのめすことを最大のノルマとした。』

最近、ツールドづいて寝不足と思える(笑)エルゲラさんのblogでこの「ノルマなし」記事を見てしまったので夕方下のようにコメントした。

『恐ろしく”澱んだ”どんよりとした空気。そんな空気の中では人は進化や成長はしない。それは世の常。・・<中略>・・・それでも、選手には罪はないし怪我だけはして欲しくない。おそらく、灼熱の中、中一日でまたもや彼らを消耗させるのでしょう。そして、また・・・。コンフェデから(監督が)どれだけ経験を積み変化したのかをみたいと思います。頑張る選手たち、応援はしますが。』

案の定だった。
勝ち点3を上げたけど喜んでいられない戦い方だった。
まったりどんよりしたゲームだった。
アジアで頂点に立ったチームらしい戦い方、WCベスト16らしい戦い方って、日本代表らしい戦い方ってどこへ置いてきたというのだ。
主たる問題はチームマネージメントにあると思うので選手のことはできれば避けたかったが。これだけは残しておきたい。

サイドブレーキ引いてプレーしてる選手がいた。自分では動かず、前線の選手にはしっかり合わせられず、ゲームメイクすることすら忘れた10番。みんなが10番にボールを預けて、見ていた。前線でゲームメイクできない、うちの近所の少年サッカーに似ていた。
個の力でとった1点で勝ったから絶対にマスメディアではクルーズアップされないだろうけど。
だから、宮本は忙しかった。中沢は奮闘した。川口は神懸りだった。

オマーン代表は、ムシ暑さも、初戦の疲れも同じようにあったハズだ。オマーンは真面目にキッチリしっかりサッカーやってた。若くて決定力に欠けていたけど、いいチームだった。走った距離を比較するとオマーン選手が5倍は走っていた。日本の10番の10倍は走っていた。
次戦は、藤田選手を指揮者にお願いします。指揮者に従うのは右にオガサを、左にアツをお願いします。二人はおそろしくプレスかけボールを奪い相手をハネ飛ばし即座に前線へボール出すはずですから。一度、試す価値ありと思いますが。