今晩のアテネ代表(日韓戦)に思いをはせる前に

今朝のスポ新は予想通り「俊輔、マンセー!!」だった(笑)
結局、『オマーンを完膚なきまで叩きのめすことを最大のノルマとした。』というのは、スポニチのネタ(捏造)だったのだろう。もしくは、協会のトップである会長が、代表監督および代表選手たちには伝えてない独り言の「ノルマ」だったのかも知れない。そんな試合前の景気付けの話しはどっちでもいいし、どうでもいいことだけど。
蒸し暑い中、これから三日置きの連戦を戦うのはもっと日程的に厳しいコンフェデでもやってきたことだ。選手がセーブしたいのもよくわかるし、基本的にいいときのチームはいじらないジーコは「どうせ交代なしで」連戦戦うんだし。選手たちが「俺らはあのチェコに勝ったし、イングランドにドローだったんだぜ」という、思いを強くするのも悪くはない。
しかしそれにしても昨夜のオマーンの平均年齢って21歳そこそこらしい。FWの2人は20歳だ。
中盤の選手たちはゆるいプレスと自らの運動と連携でスペースさえ作ろうとしなかった。いくら10番が「遅攻」好きとはいっても、足元へボールを緩く転がせば、どんな国の選手だって2人、3人とプレスかけにくるだろう。こんな代表の中盤の緩さ加減は久しぶりにみた。その中盤には何の手も打たずに前線のふたりを中盤に膨らませただけでそうして黙ってみていたのが我らの代表監督だった。
戦前の予想と違って相手はベッタリ引いてなかったんだぜ?蒸し暑くても相手はしっかり攻めてきてたんだぜ?やりようによってはウラもつけるし、スペース作れるだろうに。攻められっ放しでなく攻撃のカタチ作れるだろうに。
中盤がパサーばっかりと苦言をいったのは”黄金ばっかり”の随分前のことだが、このゲームはパサーなしだった。ここぞの決めうちラストパスの10番以外は。
次戦には、藤田、オガサを出して、それらを改善することと、この試合ブレーキになってた三都主の代わりにアツを出してくれることを昨夜試合後に書いたのはそういうわけだ。
間違ってもジーコの耳には届くわけはないだろうけど。
ナイーブで繊細な俊輔は嫌いではないし「サッカー人生屈指の美技」(サッカー報知)だったかも知れないけど、昨夜のゲーム、私はマンセーすべきは川口と中沢だと思っている。
もし土曜の晩何の手も打ってなければ、このド素人監督はこれまで何も”学習”していなかった、と言おう。そうなればアジア杯の期間中はずっと神懸り川口になってもらうしかない。
*うちの二人のサッカー(次男バルサと長男マンU)好きな大学生が悲しいことに代表戦に見向きもしなくなってから久しい。ユーロでは毎晩寝ずに見ていたのに。
そのスネカジリ愚息に、昨夜背中から言われてしまった。「親爺、まだ代表戦見てるの?」とホントはジーコ好きな親爺にのたまったのだ。そういえばうちの子たちも小さい頃一緒に写真も撮ったしサインももらったしジーコさんは大好きなのだが・・・。
ふーっ・・