長く続く忍耐強化期間

さて、アジア杯グループリーグ第2戦でタイ代表との対戦で勝利を収め勝ち点6で無事に決勝トーナメント進出を決めたわが日本代表。何はさておきよかったということか。
それと、昨日だけでなくこのところ動きの良いDFの中沢は代表選手らしい雰囲気が出てきたと思った。
しかし中盤が前半にバックパスや横パスばかりしているのは何も暑さだけのせいではない。
もちろん走らなけりゃスペースはできないし、スペースなければああやるより仕方ない。しかしいつまでもこのような戦い方をするのだろうか。
テーマも戦略も約束事もいいじゃん勝ったんだから、そんな細かいこと、と済ませましょうか。

前にも書いたが、どうせセレクター監督、国内組中心のゲームでは(どうせ選手任せなら)藤田王子に中盤を任せたらどうだろうか。もちろんその時は右にオガサ(または西)、左にアツでお願いします。藤田王子に任せたらどれだけボールが躍動するかは欧州遠征で見てきたはずだ。次のイラン戦では是非とも試して欲しい。現在できてないゲームメイクが可能になると思うから。あと少しは選手を休ませて欲しい。
前回のアジア杯はトルシエが中盤の軸として任せた名波のチームといってもよかった。名波のゲーム感とまるで空から見ているような広大な視野でアジアを制した。併せてナイジェリアー五輪と続いてきた若手とその上の世代の融合も、テーマにありながら。

06WCに向けて長い目で(中長期的視点で)チームを成熟していくべきが、この2年間”忍耐強い”サポーターを作ってるといったほうがいいような気がする。これも”川淵氏のキャプテンズミッション”なのだろう。
やれやれ・・。



*写真は私のヒミツの隠れ家のひとつ(笑)テーブルの上の本は西部さんの「監督力」。テーブルは、この宿のおかみのアイデアでお酒をチビチビできるように作ったのだろう。この時期はギンギンに冷えたビールで・・。