彼を中心に喜びが爆発した

明日からの2日間の空白を作るのは大変で。今日は切羽詰って仕事やら用事やらでバタバタでした。自らの楽しみのために仕方ないとはいえ(笑)それでも今晩は出先でのその合間に、アジア杯は見ていました。
予想以上に苦しい戦いでしたが、私は準決勝進出は素直に喜びたいと思います。選手たちの健闘にこころからエールを送りたいし、何よりも川口でしたね。
このような予期せぬ筋書きドラマの完結ができたのも、川口の集中力があったからこそだと思います。アジア杯のグループリーグ序盤から彼はキレていたし、どんな場面でも彼の集中と精神の静寂(落ち着き)は変わりませんでした。
俊輔と三都主の足元の悪さからのPK失敗は責められないしPKだけは謀ることのできない運。最後にその勝利の運を引き寄せた川口選手の、瞳の先にあるものを想いながら、今晩は少しの乾杯と、明日のために早めに横になることにしましょう。
ところで、日本代表の守備陣、段々と安定感が増してきた気がします。先発3人の危険察知能力は元々群を抜いていましたが。おそらく暑さと疲労からでしょうが、今日も中盤のダルさからヨルダンにボールは持たれましたが、先制点以外には得点の匂いはそれほどしませんでした。
繰り返しますが、我が代表選手たちの健闘には心からエールを送りたいと思います。

その後の、韓国ーイラン戦は激しい点取りゲームで非常に面白い準々決勝でした。日本戦と違ってイランの攻撃陣がスピード豊かで伸び伸びとプレーしていました。互いに動きあい打ち合いになるとスペースもできますね。素晴らしいゲームでした。

延長後半途中に松田が代表のピッチに入りましたが、あの時何となくですがピッチ上の雰囲気が変わったような気がします。やはり彼は代表には必要なキャラですね。田中誠の足元がなんともなければいいのですが。
それと今晩は少し抑え加減で書きますが今日のゲーム、これから先の”分水嶺”になったのやも知れません、もはや。
【追記】
確かにゲーム内容はヒドイものでした。こんなゲームだけは見たくないといえるようなものでした。(PK戦は別にしても)選手たちは動けてませんでした。
フレッシュな選手を使って欲しいしという願いや、我々の選手たちを大切に扱って欲しいという想いは、閉鎖された空間には届きませんでした。まるで鎖国でもやっているかのごとく。残念なことです。
しかし、もうこのまま行くのでしょう。今まで何もしなかった川淵氏が、今後も何もしないままいくのでしょう。
おそらく、このまま、サポーターに「精神の鍛錬」を要求するような状態は続くのでしょう。奈落の底に落ちる日まで。
私はこのゲームが分水嶺になるのではないかと思っていましたが。やはりその通りになりました。公式戦であるアジア杯で、準決勝には行けないという絶壁に落ちなくてすんだのです。ここで、全てのタイミングを失った気が私はしました。
そう、我々の代表は我々を引き連れて、分水嶺を越えてしまったのです。
7月31日は私にとっては、代表がWCに行けないかもしれない、という覚悟を決める日になりました。
今でも監督に対する私の判断は何も変わることはありませんが、しかし変わらない現状を静かに受け入れることにしました。
私はこれまでと変わらず、日本代表を応援していきます。
そして、選手たちが最後まで戦い無事に帰国することを何よりも願っています。