サッカーって楽しいもんだよね

ちょっと4年前を振り返ってみたのは何も”感傷”からだけではありませんが。04アジア杯準々決勝ヨルダン戦の一番の見所がPK戦だったという話しは少し置いといて(笑)4年前の、同じくアジア杯の準々決勝の模様がどうだったかを、ちょっとだけ振り返ることにしました。(当時の自分のメモと、スポ新のバックデータから)

アジア杯準々決勝【日本VSイラク】:00年10月24日(スポーツシティスタジアム)
グループリーグを余裕で突破した日本代表は決勝トーナメント準々決勝をあのドーハの相手イラクと戦うことになった。日本にとっては思い入れの強いチームだが、あれ以来(米国WC予選以来)7年ぶりの試合となった。結果は前半3−1、後半1−0の4−1で日本代表の完勝。

1.俊輔のコントロールされたCKに、今大会獅子奮迅の活躍の名波は「スリープ」!!(トルシエのCKパターン)でもって見事にゴールネットを突き刺した。
2.モリシのドリブル突破からの股抜きパス!!に、高原が反応し、21歳のタカは今大会5得点目をあげ今大会トップ!!に躍り出た。
3.西沢の折り返しを、明神が!中央からミドルを叩き込み代表初ゴール!!を上げた。明神は右サイドで先発し後半途中からボランチとしてチームのために”汗”をかいた!!
4.大怪我から立ち直った小野!はトップコンディションにはまだまだだったが後半途中から俊輔に代わり出場し存在感を示した!!

5.「誰が出てもポテンシャルは変わらないと思う。」森岡は川口とともに守備陣を纏め上げDF中央でチームを鼓舞した!!
6.トルシエは終盤に3人を交代させる余裕の采配を見せこれまでAマッチ6戦勝ちなしのイラクに完勝した。次の中国戦については「休みもなくピッチも悪くなって厳しいが、われわれはアジア杯を獲るためにレバノンに来た」と優勝宣言!!

振り返ると、この当時にはチームとして日本代表が”機能”していたのですね。
【サッカーって楽しい】
ところで、2日前からのネットを巡るとストレス発散の掃き溜めのような愛のない言葉の乱立多く(人のことは言えた義理ではありませんが)正直読んでいて少しも楽しい気分になりませんが(笑)ま、それも仕方ありませんね。
上のようなチームを我々は”持っていて”それを誇りにしていたのですから。
そのチームとは全く違う、チームの成り立ちやあり様を見ながら戸惑い嘆き悲しんでる者がいたとしても仕方ありません。
これからの日本代表はどこへ行くのでしょうか。そして見てる者にとっても厳しくも激しい精神の鍛錬はどこまで続くのでしょうか。
しかしそれにしても、何故、今回と同様の代表公式戦、小野以外の黄金が揃っていた「コンフェデ」のヒドいチームマネージメントの時に炊きつけないで、この人たちなんで今頃?という気も私はしています。新たなものを求めるには分水嶺は越え、もう時は刻み過ぎていると。そういう意味では一貫しないプロライター程いい加減な人種はいないですね。
・・
私は、そんな現在の日常の息抜きとちょっと気分を変えに、昨夜は国立競技場へ行ってきました。
こういう情報はあったにしても、とても楽しくサッカー観戦ができました。
もちろんバルサの選手たちの突き抜けた技術や技が素晴らしかったのもありますし、ゲーム内容が相手にならないのは残された戦力からは仕方ないとはいえ鹿島の選手たちの頑張りにも胸打たれました。
純粋に何も考えずに楽しんだので観戦記はあえて書きませんが。
サッカーって楽しいな、と思いました。
エルゲラさんじゃありませんが「サッカーがあって良かった」と。
その幸福感をしみじみ味わいました。
セレーゾに足りないツボをついた観戦記はこちらを。
・・
ゲーム前の午後からは都内某所で少しのアルコールと美味しいものを頂きながら数人の素敵な人とサッカー話で談笑しましたが、つかの間の幸せなひとときでした。
夜、試合経過とともに国立競技場のバックスタンドの中央から、それは大きな満月が上がっていきましたが、下を見れば鮮やかな緑の芝。そしてその上を縦横無尽にプレイするロナウジーニョ。とても美しい風景でした。
これからもサッカーを楽しみたいと思います。

それにしても、どんなに批判や非難はしても構いませんが、サッカーが好きな人であるなら、それに携わる人への
人格攻撃は戒めたいと私は思っています。