コンディションチェック

グループ3でアジア一次予選を戦っている日本代表は、一次予選、残り2ゲームとなった。予選を無事に通過するには今度のオマーン代表とのゲームが、両者の決着試合となる。
そのオマーン戦は、アウェーで10月9日に開催されるが9月28日には日本代表メンバーが発表される。
メンバーにヒデが入るかどうかは、確かにチームにとっては重要なことではあるだろう。

幹部は「ジーコ監督が行きたいと言えば、すぐに飛んでいってもらう。ドーハ、ジョホールバルと同じレベルの重要な試合。万全を期す」(スポニチ

幹部とは田嶋氏のことだろうが。そんなに切羽詰っているのか?
それとも、あの、スポニチらしく大袈裟に書きたてているのか。

この時期に、こういう表現するようじゃ、二次予選はどうなるというんだろう。

事前に、オマーン以外の中東で合宿やるのだそうだが、怪我を抱えた選手たちのコンディションの見極めは確かに重要なことかも知れない。

しかし、ヒデは今は無理をするべきでないだろう。
WC出場のかかった最終予選の本当のジョーホーバル的状況ならまだしも、彼のように長い故障明けの選手は、決して無理をするべきではない。リーグ戦が始まったセリエAのゲームにも90分出場できる状態には戻っていないのだ。
ヒデは今年の4月の欧州遠征から以降代表には参加していないのだが、アジア大会もヒデ抜きで優勝したし、もちろん直近の9月8日のインド戦もヒデ不在だった。このところ、チームは、これまで大黒柱だったヒデには依存していないのだ。
海外組中心から脱皮しつつある昨今の代表メンバー。海外組では、小野も先日のゲームで捻挫し、ヒデは長引く故障。稲本はまだ練習にも十分に出れない状態だ。ヤナギにいたっては情けない事に大事な時期にインフルエンザ。

国内組では、久保が故障持ちだが、この所実績のある久保はそれでもFWの中心であるだろう。
他にサブ組であった本山、西は今度は無理か。

しかし、ジーコも、”元気な”国内組中心でみっちり連携作ればいいとは思うが、どうなんだろう。
Jリーグで好調な大黒、播戸、それと山卓、戸田、新井場なども是非とも試して欲しい。大久保もハットトリックのシーンをTVで見たが、相当にキレていた。
協会も、イタリアなど行かずに、関西方面を含めたJのゲームを、今はしっかりチェックすべきだろう。