一筋縄ではいかない

ここ数年でもっとも強烈な台風が東海・関東方面に向かっているようですが、付近の皆様は、今晩は出歩かない方が身のためでしょうね。どうぞお気をつけ下さい。そして被害が最小限であることを祈っています。
さて、9月26日熊本県民総合運動公園陸上競技場で大分VS名古屋が開催され、雷雨により途中・中止となった時の「車の水没事件」は、どうも放置されているようですね。
被害にあった皆様にはお見舞い申し上げます。
実はあの日昼過ぎまで熊本にいて、あのゲーム観戦しようかどうか”珍しく”迷っていたので人ごとではないのですが。
結局あの日は北九州の本城へ行き、アビスパ福岡の負け試合を観戦しました。
ところで、事件後スグに開催チーム側は水没した車の「補償をする」と発言したらしいですが、その後はどうもナシのつぶてのようですね。
被害者の会も発足したようですが、早く解決することを祈っています。

臨時駐車場は同競技場に隣接するパークドーム熊本の南側にあり、すり鉢状でドーム周辺の水が側溝を通じて流れ込む「調整池」。だが、これまでもイベントの際には臨時駐車場として利用されており、入り口の扉には管理する県スポーツ振興事業団名で「調整池で冠水する恐れがある。冠水事故の責任は負わない」などと記した看板が設置されていた。(熊日

大分FCは車が動かない観客に対し、臨時バスやタクシーを手配する一方、この日夜、被害者約五十人に説明会を開いた。大分FCは「責任がどこにあるのか、ハード面で不備がないのか、天災、人災を含めて確認するため、事実関係を調査している。できるだけファンに迷惑のかからない方法で対応したい。決まり次第、報告したい」と話している。
 一方、一週間を過ぎても補償してくれる相手が決まらず、被害者たちは困惑の表情。「説明会では『大分トリニータが責任を持ちます。レンタカーを使ってください』と言ったのに」(熊本市の四十代主婦)などの不満の声も漏れ始めた。(熊日

この件は、ちょっと一筋縄ではいかない問題が横たわっています。

私自身、”観客の車の誘導”を当日した某警備会社のことをよく知っているのですが、彼らが一枚噛んだこの事件。彼らから取り立てるのは困難を極めるでしょうね。何故なら彼らの兄弟会社は某有名な○春館製薬。今では長男が跡を継いでいますが、父親は取り立てが専門で大得意な○クザの親分という経歴。
私の知り合いや関係先が熊本には多いのですが、ニコニコドーや壽屋が倒産した現在、熊本で最も大きな勢力を誇ろうとしているこのグループには、なるべく近づかないようにしているのですが(笑)
トリニータ側も危機管理は慣れていないでしょうし、サポは大事にしたいしで、板バサミで大変でしょうが、時間をかければかける程こじれそうに思います。警備会社側の保険が出るかどうかにも注目ですが。

そういう背景を考えると、被害者の会には、力のある弁護士が必要でしょうね。でなければ、チームからのわずかな見舞金でオシマイになりそうな予感がしています。