蠢くネット業界

孫氏がダイエー買収に名乗り。
ダイエー産業再生機構への支援要請を正式決定し、高木氏も身を引くとなると、球団を継続的に持つことは、支援を受けようとしている”会社の意思”だけで決定することは無理。
おそらくこの買収は、タイミング的にはうまくいくと思う。あとは正式手続きの時間の問題だけだ。
記者会見では否定しているが、孫氏が楽天に刺激を受けたことは間違いない。

1957年佐賀県鳥栖市生まれ。74年に高校を中退し16歳で単身アメリカに。80年カリフォルニア大学バークレー校を卒業(専攻は経済学)大学在学中に音声装置付きの多国語翻訳機の試作機を開発し、当時シャープ専務の佐々木正氏に1億円で買い取ってもらった。(佐々木氏にはその後ずっとソフトバンクの相談役をしてもらう)81年日本に帰国、その1億円を資金に事業を計画し「日本ソフトバンク」を設立。96年「メディア王」といわれるオーストラリアのルパート・マードック氏と合弁会社をつくり、全国朝日放送テレビ朝日)に資本参加、衛星デジタル放送に乗り出すことを発表。さらに、米国のパソコン周辺部品メーカー「キングストン・テクノロジー」を1600億円で買収し、ソフト中心から製造部門にも手を伸ばしている。(プロフィール)

父親は日本名安本氏と名乗り、養豚と養鶏を営みその後、魚の行商から身を興し、パチンコ業・飲食店を行う。孫氏は、幼少の頃は非常に貧しい生活を送ったが、中学の頃から生活は安定し福岡市の中学に入学、進学塾で有名な森田塾に入り、猛勉し九州三大進学校のひとつ久留米付設高に入学したが途中米留学とともに、中退する。
学生時代に、事業を興す中で松下に売り込み門前払いを食らい、シャープに目をつけられたことが成功のひとつのキッカケとなる。大阪の上新電機の浄仏社長との出会いもひとつのキッカケ。事業を次々と展開していく孫氏は失敗も数多くしている。多額の資金は動かせるが、このところ事業は3年連続赤字だ。もちろん、孫氏は、オリックス宮内氏ともつながっている。