木之本氏の涙

「わが友へ 病床からのキックオフ」
〜Jリーグ誕生 知られざるドラマ〜

『「企業スポーツから脱却して、老若男女、地域密着のプロリーグを作りたい」
立ち上がったのは、不治の病に倒れ、夢破れた元サッカー選手、木之本興三。奇病、グッドパスチャー症候群にかかり、腎臓を切除。数年の命と宣告されていた。木之本の情熱に、高校からマネージャー人生一筋の男や、日本サッカー界に絶望し、一度はサッカーを捨てた男たちが集結する。』(プロジェクトXより)

初回の放送は見れなかったので、昨夜(16日)アンコール放送で見た。Jリーグ創設にあたっての木之本氏の執念と想いの一途さを表現した番組であったが、木之本氏が涙もろいのは、かって余命を宣告された身体のせいではなく、彼の情念の熱さによるのだろう。
彼の想いの強さや太さの割に、言葉少なく表現力がおぼつかないところが体育界系の私には面白かった。少しもドラマチックではないように仕上げていたが、木之本氏のような「志(こころざし)命!」の人を見ると嬉しくなってくる。
これからも身体に気を配って、大事に長く生きて欲しい。