ストーブリーグ

■新人選手
新人選手の獲得に、某クラブチームのように金はあっても交渉力のない(新人獲得交渉8連敗中の)クラブもあれば、鹿島のように3戦完勝のクラブもある。

8クラブが名乗りをあげたFW田代(福大)、大学サッカーで筑波を破り、駒沢大を見事決勝へすすめたMF中後(駒沢)、U−18日本代表のMF興梠(鵬翔)の3人。
所謂新人たちが、ユース世代の選手たちのクラブでの扱いと成長や、これ迄獲得した選手たちの育成手法を見て、入団を決めるのは当然のこととしても、今季は、鹿島の圧勝と言って良い。いずれも将来性豊かな逸材たちだ。青木、野沢、増田らも相当に気を引き締めることだろう。

鹿島も、毎年、選手だけは良い素材が入って来るのだが。新たな指揮官を選択することも叶わない幹部の底の浅さがどう出るか。
■移籍選手
移籍に関しては、三浦アツ(東京V)、戸田(清水)、黒部(京都)ら代表クラスの大物たちの動向が見えないので未だハッキリしたことは言えない。
磐田が良い補強をしているように感じるが、今のところ広島の圧勝か。

ジョルジーニョ(名古屋)、上野(京都)、ジニーニョ、盛田(大宮)、池田(清水)、佐藤寿(仙台)らは即戦力となるだけでなく、戦力に十分な厚みを増した。小野さんの戦術も十分に浸透し、技術のある若い世代の成長とともに、上位に食い込むのは間違いないだろう。今季は五輪で選手を抜かれないし無駄な合宿もない。ジーコも遠い広島の選手には手を出さないだろう。

KINDさんでなくとも、来季広島は相当上を行く。1シーズンのメリットは主軸が若い広島にあるかも知れない。
J2は、仙台が来季にかける意気込みを感じる。磯崎(水戸)、木谷(大宮)、バロン(鹿島)、三田(新潟)、松浦(広島)と5名の加入が既に決まっている。
京都は、黒部、崔龍洙、手島の3人の動向次第か。
■動かない福岡
福岡は、ホベルトの献身的な動きはあるが、現在の中盤の底の二人は繋ぎ役でしかない。フィードの良いボランチがいれば戦力の底上げにはなると思うが。金がない。
今の若手を徹底して鍛えレベルアップはできると思うが、クサっていると人伝えに聞く14MF古賀誠二は一体どうなるのだろう。
アビスパには、できればポストのできるFWが一枚欲しい。来季の26有光の更なる成長は楽しみだが、13エジウソンが残ったとして(残留未定)彼をどのように戦術的に生かすのかも課題になる。他のFWは未だいずれも帯に長し襷に短し。オフシーズンでの精進と成長に期待したい。