明確な強い意思

●クリンズマンインタビュー
サッカー批評25」のドゥンガインタビューも面白かったが(*)、湯浅さんの、ドイツ代表監督である「クリンズマン氏との対談」は興味深いし、多くの示唆に富んでいた。
チンピラヤクザ並みに、「勝ちゃあいいんだろ」と、ホザいてるヌルい某国の協会関係者にも読んで欲しいくらいのデキだ。

・明確な目標と強い意志
・フェアな競争環境作りと世代交代
・伝統のドイツサッカーの徹底と攻撃的ブレッシングサッカー

明確な目標のもと、WCグループリーグを想定した戦いだけでなく、チームを強化しながらも「WC決勝戦で勝つ」というイメージをしながら、今から多くの準備をしていることがわかる。また彼の国の協会は、ずっとその先も見通しているようにも思う。
コンフェデでのドイツ代表の戦い方が楽しみである。
●タイでのドイツ代表
こちらはタイで想う日々さんのドイツ代表アジアツアー第三戦「タイ代表VSドイツ代表」の模様。
ところで、甚大な被害を起こしている今回のインド洋地震津波被害に対して、ニュースを見る度に心痛めるのみですが、タイ在住のタイで想う日々さんはご無事のようで、何よりでした。
ドゥンガインタビュー(*)
ドゥンガの、代表監督である「ジーコ礼賛」には十分に理解できるし、社交辞令でなくジーコを長年見てきて本当にそう思って話しているのだろう。
それにしてもドゥンガは、現状の日本のサッカー界を良く見ている。若手の田中達也と大久保、また同じボランチの「今野」や「阿部」などの名前を挙げて「期待している」との弁は嬉しいものがあった。彼らをフル代表に加えると「チームは一層強く」なるとも。
ドゥンガインタビューは、ブラジル本国からの「見方」として面白い読み物だった。
中で、ドゥンガへの質問に、ジーコを「ブラジルの代表監督の可能性」は、どうよ?と聞かれた場面で、「そうなるためには、ブラジル国内のクラブの監督として実績を残す必要があるだろう。」と、明確に答えた”本音”の部分が面白かった。