新シーズンスタート

経営譲渡に向けての臨時株主総会を残している渦中のサガン鳥栖は、本日1月15日(土)10時より、鳥栖スタジアムにてチーム全員が集まり新シーズンに向けて始動することとなった。
新シーズンに向けた体制も、大胆で大幅な選手の入れ替えを進め、最後の”燃える命の炎”のごとく、育夫さんが自ら足を運び、選んだ選手たちばかりだ。GM的な仕事ぶりで松本育夫さんが動いただけでなく、彼の新シーズンに向けた「覚悟」や、その「希望」を見出すことができる。ここ2ヶ月間のイクオさんの、ほとばしるようなエネルギーには感じ入ってしまった。
■目を見張る陣容
選手たちは、アビスパの10番宮原(東福岡ー名古屋ー福岡)をはじめ、現在のところ13名が新たに決定した。
今季は、特にコーチ陣の充実ぶりは目を見張るばかりだ。他チームのみならず、アビスパもうかうかできないだろう。
■狂気不足
失礼ながら、若干醒めた視点が多いサガンサポも、自ら炎を大きく、更に強くして欲しいものだ。鳥栖サポの集約は、まだまだ松本さんの燃え盛るエネギーには遠く及ばないと思う。彼らは、いつでも穏やかで、選手たちを衝き動かすだけの圧倒的な狂気を未だ有してはいない。愛情こめてサガン鳥栖に注目しスタジアムへ足を運ぶ頻度が多い者として、突き放した物言いを敢えてするが。

[監督]
松本育夫:1941年11月3日生、栃木県出身
[ヘッドコーチ]
岸野靖之:1958年6月13日生、和歌山県出身、前東京ヴェルディコーチ
[コーチ]
内藤就行:1967年11月9日生、奈良県出身、前サガン鳥栖U-18監督
[GKコーチ]
笹原 義巳1974年4月2日生、鹿児島県出身
[フィジカルコーチ]
菊地忍、1970年7月7日生、岩手県出身、前ジュビロ磐田フィジカルコーチ
[トレーナー]
高田圭介:1976年7月9日生、静岡県出身、木下陽一郎:1979年1月25日生、兵庫県出身
[U-18監督]桂秀樹:1970年3月6日生、徳島県出身、前トップチームコーチ
[U-18コーチ]内藤淳一:1976年3月11日生、愛知県出身、前トップチームフィジカルコーチ

前季のトップチームの息のかかったコーチ達をU−18へと異動した。岸野さん(S級コーチ)は、ヴェルディのユースやサテライトの経験長く、強固なヴェルディユースの礎を作った人。ご存知、内藤さんは鹿島アントラーズ出身で、その後FC東京、アビスパヴォルカ鹿児島と経験し、前季はサガンのU−18監督であった。菊池さんは、グランパスジュビロのフィジカルを歴任していた方。
後は、これまでストレスの要因となっていたアノ人が去るのを待つばかりだ。