7ヶ月ぶりの生還

この1週間の、いくつかのHD録画を見る。やはりなんといってもバルサのゲームは楽しい。
【リーガ第37節、バルサーヘタフェ】:カンプノウ、主審:エバリスト・プエンテス・レイラ

2−0(1−0、1−0)
バルサの良いところばかりが目についたので、それだけを書いて置こう。
この試合のハイライトは、モッタ(22歳、ブラジル)の7ヶ月ぶりの登場か。後半終了間近の時間に、メッシ(17歳、アルゼンチン)の後に登場した。
デコと代わったロスタイム迄の約4分程の彼のプレーぶりには、この先のバルサの層の厚みとチームとしての懐の深さを予見できるものである。
バルサには、モッタの復帰で、ロナウジーニョマキシ・ロペス、モッタの”ポニーテール3人組”が揃うこととなった。
このゲームは、ロナウジーニョのエキセントリックな動きも良かったが、ファン・ブロンクホルストのキレ味やジュリの軽やかさ等にも見るべきものが多かった。
中でも、ジュリは、ロナウジーニョの球出しタイミングを十分に心得ており、後半11分のゴールはロナウジーニョの見事なノールックスルーに、ジュリの裏への抜け出しがピッタシハマって素晴らしい得点。彼自身、7点目のゴールだった。
先発フル出場しているイニエスタ(20歳、スペイン)も今季開幕当初よりも成長を見せていた。
バルサのスィッチが入った時の前線は、ワンツー、スルー、ノールックパスのオンパレード。
後半魅せてくれたロナウジーニョ、デコのダブルスルー(2人スルー)は、この試合を見た甲斐があったというものだ。

それにしても、スタンドに座る白装束のエトーには笑ってしまったよ。休んでても、彼は未だリーガの得点王である。