「ハズれ」続き

[神戸ー鹿島]:神戸総合運動公園
0−2(0−1、0−1)
鹿島は、攻撃陣の連携が良くとれ、何より、ここぞという時のボールの”導き出し”がスムースである。3人目、4人目まで互いが察知し動いている。このあたりが無得点の神戸との違いである。
深井もそうであるが、天才と表現される野沢の、独特の”カン”やリズムもそれらにピッタシ合うものである。
私は、現在の鹿島にはアレックス・ミネイロの存在が大きく、このゲームでも周りの選手の十分な彼への信頼を感じることができた。
野沢に限らず小笠原、本山との連携も熟成しつつある。彼の加入により、鹿島は守備陣さえ安定感を継続すればこのまま行きそうな状態になってきた。
ブラジル人FWはこれまで長く「ハズれ」続きであったが、鹿島もいい選手を補強したものだ。しばらくはヴェルディのワシントン(元ブラジル代表)がうらやましかったが。
J1、J2のトップを走る2つのチームは、独走状態気味になってきているが、いずれも外国人FWの補強の成功によるものが大きい。一部では、十分な補強をしても結果の出ないチームもあるが。