Best night at Anfield...ever

サッカーを、戦術的な分析や、構造的に分析する方がいらっしゃる。そんな方を、自分はとても尊敬する。がしかし、この度のCL決勝だけは、それらを超えたものでないと表現し切れない何かを感じている。
HDを開け、再び「決勝」の模様を見る。
ミーハーな私は、中盤のガットゥーゾ視点だから、当然、ややミラン寄りで観戦していた。
しかし、これから、何度見るのか知らないが、後半9分から、15分までの6分間。その6分間の、壮絶にして躍動する世界には、ただただ驚嘆してしまう。
その瞬間、ゲームをライブで見ている10億人分の、全ての人間のイメージを全て覆し、払拭し、誰も及びもつかない新たな4次元世界を、新たに作ってしまう降臨好機。

その引き金を引いたのが、ジェラードだったのだろう。
彼がチームに、そしてスタンドのリバプールサポに、勇気を与え、熱情を呼び戻した。
ここ1年ほど、リーダーについて考える機会が多いのだが、彼こそ、天岩戸を開く力を持つ、あるいは神を引き寄せることのできる精神力を持ったリーダーなのだろうと思う。
彼の右足が炸裂したその瞬間、ピッチ上の大動脈に、大きなポンプで血液が流れ始めた。もちろんリバプールの体内に。
躍動するリバプール選手。彼らの背中には、アドレナリンがほとばしるように沸いているのが見える。
今季の世界最強クラブと言われたチェルシーにも、スクデットを奪取したユベントスにも、そしてこの日対戦したミランにも、8番を付けたジェラードがいなかっただけなのだ。

タイ在住の「タイで想う日々」さんのBLOGに紹介されていましたが、UK在住のid:hatto8107さんの、「fotolife」は、一見!の価値が。
中でも、リバプールはじめ地元紙の見出しの”踊り具合”は最高。
ゲームの模様が詳細で、読み応えあるBLOGは、「フットボール・バーリトゥーダー」のsouno418さんでしょうか。