「エルゴラ100号」その1

エルゴラが100号を迎えるらしい。
この、日本で唯一ともいって良い未来あるサッカー専門紙には、色んな意味で期待しているし、注目している。
私は、地方の定期購読者であるが、しばらくは購読を続けてみようと思っている。

それにしても、最近感じていることであるが、代表がらみに限らず、試合後の選手採点者は、是非とも担当を変えるか、やり方を変えた方がいいと思う。
代表戦についてのそのデキはヒドイもので、尚更だ。
センセーショナルなネタをセンセーショナルに書くライター。インタビューは得意だが、自分流に歪曲化した文章でコラム化してしまうライター。
彼らは、間違いなく採点は向いてないと思う。
第一、普段から細かくゲームを見てる訳ではないと思えるし。生観戦を継続している訳でもない。
TV画面をちょい見して、生活のためであろうが、注文者に応えるだけで精一杯の人々には採点は向いていないと思う。
そういう意味では他の得意な仕事を引き受け、採点というナイーブな仕事は、自らその座を降りるべきであろう。
しかし、私はライターとして彼らを支持していない訳ではない。

これは、現在の有料専門紙であるエルゴラッソの最大の弱点であるだろうし、問題点である。

スカパーさえ加入すれば、セリエAは、1節ごとに6〜8試合が日本で放送される。プレミア、オランダリーグにWOWOWのリーガを入れると、毎週観戦できるゲームは限りなく多い。
私は、セリエAについては、多い時で3ゲーム、少ない時でも1試合程度はライブ放送か録画等を利用して見る。
そして、翌日にはネットを通してガゼッタ紙の採点を確認できる。ガゼッタ紙は、各クラブごとにそのページを持ち、勿論、そこにはアウェー視点などどこにもない。
前日の選手たちの評価を確認し、己のブレを認識するため。「なるほど〜」とか「ほう、そうきたか〜」。ガゼッタ紙でゲームを二度楽しめる。
中でも、ディフェンダーに対する採点には、うならされる時がある。
彼らの採点には、50年以上はサッカー見てるのではないかとかと、勝手に思わせるような権威を感じる時もある。
もちろん、ガゼッタ紙が全てとは思わないし、その手法が世界標準とも思わない。
翻って、エルゴラ
たいして客観的とも思えない過去の採点を電卓はじかせ平均し、1'stレグベスト11を選んだり。複数の採点者を平均とったりするような自信のなさげなやり方を大衆の面前で行っている。
スポ新でもあるまいし。