北斗、苦闘す

ワールドユースは、深夜(早朝)に起きて見た。

オランダレベルのサッカー大国が、エンジン全開のフルスロットルで来たら、前半のあのようなデキになるのだろう。北斗には、いきなり苦難がやってきた。
しかし、あのようなレベルの違いもそして次元の違いも、長くは続かない。それがオランダらしいといえばそうなのだろうが。
後半、息切れした相手に、修正し、対等に戦ったように見えたが、個のレベルで、日本の選手とは圧倒的な差があった。また、前半のようなクインシーのスピードにはどのチームも手を焼くに違いない。
大熊さんのことをとやかく言う人も多いし、自分もたまにどうかと思っているが。このゲームの前半は、指揮官のレベルを越えた次元でゲームを繰り広げてしまったのがオランダの選手たちであろう。
運良く、もうひとつのゲーム(ベナンーオーストラリア)がドローとなり、日本にとっては好都合。日本も次戦のベナンに勝利し、2位争いへ勢いをつけたいところ。

いずれにしても、順調に行かないことが幸いすることもある。
将来ある北斗たちにとっては、とても良い経験をしていると思う。これまでの日本の主力選手は、このような大きな大会での経験の中に自らの課題を見つけ、レベルアップしてきたのだから。
アビスパのもう一人、柳楽も、緊急招集の後のいきなりの開幕先発に応えて、踏ん張りは見せていた。
ナギラも、やがてチヨ(千代反田)と組み、センターを張って欲しい人材であることには間違いない。