「茶野、大忙し」

コンフェデ杯、グループリーグ初戦、日本ーメキシコ】
指揮官の威勢の良い話しとは違い、最終予選を勝ち抜いた安堵感からか、日本のチーム全般にいえることですが、個々の選手の動きにキレが見られませんでした。
この代表チームは、選手たちの話し合いをベースにするチームですから、公式戦のあと2試合に、どんな内容の修正が加えられるか、その点は楽しみにはしたいと思いますが。

中でも、このところ調子の上がらない三都主、腰を痛めている俊輔。
この二人にボールが渡ると危なっかしく、ヒヤヒヤものでした。ベンチからどう見えていたかは知りませんが(笑)
三都主の軽いプレーぶりは今に始まったことではありませんが、ペナルティエリア内で身体を寄せてボールを奪うことなく、いつもの軽い足技(軽業)見せて情けない状態を演出していましたが、世界の強豪を相手にするならもう少し慎重さも身につけて欲しいと思います。
そのお陰で、茶野の負担が増えまくり、茶野大忙しといったところでした。
今のチームは、左側に大穴開いた状態なので3連敗もありでしょうか。
ヒデもいつもの調子よりももうひとつといった状態でした。あれなら、ボランチには最初から稲本を使う方が安定感あるしマシだったでしょう。
良かったのは、最近自分的には好んで見ている加地だけで、他の選手は「モチベーション今ひとつ」といった状態でした。

「日本は、右サイド(加地)が非常に脅威だった」(メキシコ代表、ラポルベ監督)

見てる私もこの大会はモチベーション上がらず、ヤナギや加地ら、選手個人の視点で見ているしかありませんでした。

前半12分:オガサから縦へ長いパス。加地が走りこみグラウンダーのクロスを入れヤナギが飛び込み、合わせてのゴール!代表15得点目。
前半35分:ヒデからのパスを受けたヤナギ、強引にペナルティエリアを突破。メキシコDFに倒されるがPKもらえず。
後半5分:加地からの美しいクロスが入るが、ヤナギのヘッドが合わずGKがキャッチ。
後半13分:俊輔からのクロスをヤナギ、胸トラップシュートするがオフサイド
後半27分:ヒデからのパスを三都主がスルーパス、ヤナギ振り向きざまにシュートするが、ゴールならず。
後半34分:加地からのクロスをヤナギ、飛び込みヘディングシュートするが惜しくもゴール左にそれる。
後半45分:大黒がゴール前のヤナギにスルーパス、しかし疲れからかヤナギ反応できず。

前半の始まりは、中盤でメキシコに短いパスを思うように繋がれ、前線での素早いワンタッチプレーで、何度も好機を作り出されていました。
高さもあり粘りもあるメキシコは、中々良いチームだと思います。
メキシコのバイタルエリアに中盤が素早く侵入し、好機の演出が数多くできなかった分、ヤナギもシュートシーンは余り見られず、1得点した以外は孤立無援の状態でした。
大黒入れたその後は、3トップには向かないJノーゴールの玉田でなく、本山でも面白かったのではと思ったしだいです。
ヤナオタ的には、1トップ張っての公式試合での1得点は評価すべきところだとは思いますが。
できれば、最初から大黒との2トップを見てみたいと思います。
結果は、1−2でメキシコに難無く逆転を許しての敗戦。
それにしても、緩やかになった守備陣の破綻は、早急に修正する必要ありのゲームでした。このままなら、ベスト4進出は難しい。
それよりも、続けて行われるブラジル対ギリシアの方が、ゲームとしては関心呼び起こされます。
深夜のゲームが続き、今週は体力勝負なことだ。