決勝TM進出できず

コンフェデレーションの「戦いぶり」と「結果」については、今後の展開を考える上で、中々に興味深い情況となってきたように思う。
見てる我々にも、数多くの示唆や感慨を与えたが、選手たちには、もっともっと大きな、個人としての「課題」や今後の「志向」を感じ取れたものだと思っています。
決勝トーナメント不進出となったブラジル戦については、自分にとっては、いたさんのBLOGが一番読みやすいものでした。
選手評も含め、このチームの問題点や、このゲームの講評等、いつもながら素晴らしい着眼点でコラム化しています。
連日の睡眠不足であるため、このゲームについては、体調整えた後、改めてHD録画を見、少し分析したいと思っているのですが。
セルジオ・ウザイ

いたさんも書いてあったが、それにしても(無理して)試合後のセルジオさんのように、いきなり声高に、見てる者をたしなめる必要はない。
確かに、所期の目的は達成できなかったのだが。いい点は見てあげる。問題点は指摘する。それでいいではないかと思う。

これまでの日本代表の歴史で、公式戦において天下のブラジル代表から2得点奪うということがどういうことか。私は十分にわかるつもりである。
(試合前の「ロナウジーニョやカカ外し」は三味線でなくどうやらメディアの飛ばしのように思える。ブラジル代表監督ともあろう人が、日本に対し、ジーコに対し、三味線などは必要ないだろう、と試合後に思った。)
さて、プロの、試合後のコメントならば、

A.ジーコジャパンの大アジア結果主義の「過去」、
B.そしてブラジル戦に引き分けた「現在」、
C.来年のWCに向けて課題山積の「未来」、

について、短い時間であっても冷静に分析解析するくらいの度量が欲しい。高い出演料もらって、感情的に吼えていたが、まことにもって聞き苦しいものだった。
石を投げたら当たるようなどこにでも転がっている素人ブロガーじゃあるまいし(自分も含めてです・笑)
アンチ視点である人々ならまだしも、「前から嫌いなジーコ」だからという理由で、どんな試合してもネガティブ反応なのはわかる。
セルジオさんは、立つ位置が違うだろう。
■ようやくのオフ
私は、このゲームに関しては、闘った選手たちを褒めてあげたいと思う。
また、この試合のチームとしての戦いに価値を認めない、あるいは感情の高揚を覚えない人は、ちょっとどうかしている、と私は思う。
世界最強のブラジル相手に、決して閉じこもるのではなく、策を弄することなく堂々と亘りあった選手たちの姿勢には驚嘆さえ覚えました。
もちろん、ベストゲームは、ギリシャ戦でしょうが。
特に、アジア杯途中から密かに目をつけていた加地が、この大会を通して世界で十分に使えることが証明でき、私は本当に嬉しかった。ここでも何度か書いたように、彼への悪口雑音がひどくなるちょうどその時期に、私は(ニワカに)彼を見初めてしまったのだが(笑)
ヤナギもフル出場が続き相当に疲れていたけど、この6月の戦いを通して、このチームに必要であることを十分に証明した。

Shots on Goal Leaders 
  RIQUELME Juan (ARG)      7 
  BORGETTI Jared (MEX)     5 
  ROBINHO (BRA)            5 
  YANAGISAWA Atsushi (JPN) 5 

『やはりこういう試合で目立つのは、ヒデさんだと思う。すべてあそこでボールが収まり、確実につなげる所は流石だ!自分の悪い所は、すべてワンタッチで処理しようとする所だと思う。周りが連動して動いている時は良いけど、そうでない時も当然あるわけで、その時にキープする事がいかに重要かと言う事がこのブラジル戦を観てもハッキリしてた事でしょう。』(試合後のヤナギ公式HP)

そして、ようやく最終予選のバーレーン戦から続いた長い長い戦いが終わった。キリン杯を入れると随分と長い時間が経過したのだ。
欧州クラブの選手たちはこれで本当のシーズンオフとなる。
これまでの疲れを取るためにも、どうかゆっくりと休んで欲しい。
選手たち、ご苦労さま。