WYへのスタート

SBS杯国際ユースサッカー決勝[U−18日本代表ーU−18アルゼンチン代表]:静岡エコパ

SBS杯は歴史と意義のある大会。94年にヒデ。95年に柳沢、宮本。96年にはロナウジーニョ(当時グレミオ)、96年、97年には小野、97年には高原も共に参加。00年には大久保。03年は平山らが参加している。
若い時期の海外チームや海外選手との経験がその後に生きるとすれば、この大会には大きな意義があると思う。

今年のSBS杯は、U−18日本代表、静岡ユース、U−18セネガル代表、U−18アルゼンチン代表の4つのチームが参加した。
この日(21日)が決勝。
日本代表のハーフナー・マイク(横浜FM)の様子を見たくてチャンネルをBS−iに合わせた。

アルゼンチンは、ひとつ上の世代がWYオランダ大会で世界一となった。
世界的にみても若い世代の育成には定評があるところ。この大会は初参加だが、日本代表とともに2連勝し決勝進出。
アルゼンチンは、中盤160cmの7.モラレスの技術が抜き出ている。またFW9.サーラテは、流石に世界レベルの動きを見せていた。
対する日本代表(吉田監督)は、初日(18日)に梅崎、槙野のゴールで2−1でセネガル代表を下し、19日は、森重、梅崎(2ゴール)、河原のゴールで4−2と静岡ユースに逆転している。
日本はアルゼンチン代表を下して優勝を決めたい。
この後、この世代の日本代表は、11月14日からワールドユースアジア一次予選が始まる。

日本代表は、柏木(広島ユース)を中心としたチーム。
柏木に、柳沢(柏ユース)、左の梅崎(大分トリニータ)を組み合わせて攻撃を組み立てている。
彼らがボールをつなぎFWハーフナーに当てる攻撃。ハーフナーは身体の使い方がうまくなれば面白い存在だと思う。
それにしてもハーフナーは、両チームの中でひとりだけ抜けている。195cmの長身で平山より5cmは高い。まるでオランダ人のようだ。
尚、森本(ヴェルディ)は、チーム事情でチームを離脱している。

前半は、ハーフナーの高さに依存し過ぎのように感じる。確かに、彼の頭に当てて1得点を上げたのだが。
守備はキャプテン4.福元(大分U−18)が良い。彼を中心にアルゼンチンの攻撃を落ち着いて防いでいたが、前半に1失点と後半に1失点と逆転され、1−2で惜敗した。
WY予選前に、アルゼンチンの厳しい攻めとプレッシャーを経験できたのは良かったと思いたい。

BS−iの解説は、大熊さんと前園さんの豪華解説陣。
大熊さんの解説者としての穏やかな口調の解説は、歯切れが良くて良かった。