週末のサッカー

あれこれ用事もあって忙しかったが、週末、時間作って鳥栖スタに出かけた。
遅くに、録画した「アビスパー徳島戦」。そして次の日は博多の森での天皇杯県大会。
■湘南守りきる
[鳥栖ー湘南]:鳥栖スタジアム観戦
鳥栖スタは、おじさん達濃いバクスタ中央付近で楽しんだ。
長くサガンを後押しするいかにも”濃い”親爺たちはヤジ専門ビッグメガホンやらを用意したりと、選手への愛情溢れる叱咤激励。いつもながらバクスタの「佐賀弁」丸出しの”相呼応”ぶりが面白かった。

自分は、博多の森と同じく年間パスを持っているが、ここは「プレミア」パスは車で来場しても駐車場が「特別エリア」に入れてスムースに出入りできる。
太宰府インターから15分の鳥栖インターチェンジ。高速降りても鳥栖スタまでは10分とかからない。
鳥栖スタは、電車でも日本一便利だが、車も至極便利。

湘南のアウェーの徹底した戦いぶりと、一人少なくなった時(後半11分過ぎ1人退場)の守備陣形堅い守りっぷりは鳥栖の攻撃陣も手を焼いてた。
鳥栖は、ボールも持っていたし攻めの時間も長く取れた。しかしシュート数(15本ー7本)は多かったが、決定的な場面はそれほどなかった。

前半5分の湘南の得点は、鳥栖の右SBの奈良崎(福大)のミスを柿本が突いたものだが、アッという間のできごとだった。
ま、その時点では時間はたっぷりあったので奈良崎のミスも取り返せると思ったのだが。
鳥栖も怪我人多く出場停止もあり十分な戦力ではなかったが、代わりにDFに入ったビジュなどはそれでも役割を果たしていた。
前半29分、ビジュの同点に持ち込んだCKからのヘディングは見事なものだった。早目の同点で、このゲームに期待を持たせるに十分だったのだが、全般的に湘南は良く守った。
FW新居や鈴木に変わって入ったアルレイに対しても湘南は決定的な仕事をさせなかったように思う。

もう少しサイドに振るとか、互いに動き回ってスペースを作るとかして鳥栖の攻撃に工夫が欲しくもあったが。鳥栖は中盤のボールキープの点で難があり、”個”としても力は湘南に分があった。
サッカーは、防戦一方のチームに対し、相手ゴールの鍵を開けるのはどんなチームも容易ではないものだ。例えレアルであったとしても。

1−2でホームの鳥栖は敗れた。
それにしても鳥栖は怪我人多く、このゲームでは守備陣に選手層の薄さを感じた。
イクオさんも苦労しているように思う。
■たった2本のセットプレー
[徳島ー福岡]:HD録画観戦
鳴門でのアビスパは、最初から終わりまで文句なしにゲームをコントロールした。組織的な守備、攻撃面での連動、全ていつも通りでゲームを支配していた。
シュート数も17本対6本。

それに比べて徳島のチャンスはたったの2度。
そのたったの2度のFKで徳島は2点を上げた。

それ以外の時間、チーム力に差がある徳島はひたすら我慢して守るしかなかった。

2つのチーム力の差通りに結果が出ないのもサッカー。
しかしアビスパも決めるべきチャンスは何度もあった。中盤も制していたが、この日の課題は相変わらずの決定力。
おまけに前半早くに千代反田、宮本の両センターバックが怪我の為退場。(この時期に大事に至らなければ良いが)
徳島は金星を上げ、アビスパはまるでアッという間の悪夢のようなゲーム。
ただし、この日のゲームは尾を引かない。ただただ忘れるしかないゲーム。
長いシーズンにはこういう日もある。
俊輔も及ばないようなFKを2本も決めた片岡。鳴門の人にとって8月27日は”片岡デー”と記憶されることだろう。
■福大制す
[福岡大ー九産大]:博多の森球技場観戦
1−0で(予想通りに)福大が天皇杯に出場することになった。
福大はユニバ金メダルのメンバーを中心に、決定的なシーンを何度も作っていた。産大も奮闘していたが、福大は昨年に引き続き2大会連続出場。

・福大サッカー部の最近の予定。
8月31日:対サガン鳥栖 練習試合
9月  4日:対アビスパ福岡 練習試合
9月11日:対大分トリニータ 練習試合
9月13日:対サガン鳥栖 練習試合
福大が安定した戦いができるのは、主にサテライト相手だが地域のJチームとの練習試合にあり。
・福大の主なOB
FW黒部(96年卒、セレッソ大阪)
DF坪井(01年卒、浦和レッズ)
FW田代(05年卒、鹿島アントラーズ)
DF長野(05年卒、アビスパ福岡)
来年の衛籐君はアビスパに欲しい。

佐賀県は、九州INAX
長崎県はV.ファーレン長崎を下した三菱重工長崎
熊本県は、ロッソが5−0で鶴屋に圧勝。
■平山機能す
前夜(27日)はチェルシーの4連勝。28日はオランダの平山を見た。
20日のデンハーグ戦で衝撃的なデビューを飾った平山は、フローニンゲン戦に0−1の後半3分からの出場。

国見時代の平山は決定力もあり、ヘッドよりも足元の柔らかさに、自分は大きな潜在能力を感じていた。
その後アテネを経て足踏みしたように感じたが、いきなりのオランダ移籍。
しかも驚くような衝撃的なデビューを飾った。

さて、ブローニンゲン戦。
後半29分に足元にきたボールをシュート。GKが弾いたボールをMFタメルスがゴール。同点。
その後、惜しくもオフサイドになったが平山の得点シーンもあった。
ゲームは平山が出場してからのヘラクレスがPKも奪って2−1で逆転。これでチームは開幕から2勝1分けと出足好調。平山効果もある。
まだおどおどしたところはあるが、平山はチームで機能しはじめている。
平山の活躍で同年代の兵頭や北斗も奮い立つことだろう。