江口くん旅立つ

個人的にはいくらかの募金をし、静かに見守っていた。

「哲郎くんを救う会」の運動は様々な方面に拡大し、心臓移植に必要な目標の8千万はおろか1億2千万円もの善意が集まったとのこと。
たくさんの小学校、地元企業、そしてアビスパの選手たち、サガン鳥栖の監督や選手たちも後押ししエールを送った。
チャリティコンサートやチャリティマラソンや街頭募金の広がりは、地元太宰府の皆さんが中心となってこの運動に取り組んだ成果であった。

心臓移植のための渡航日予定の次の日、9月8日、江口くん旅立つ。
ご家族の皆様にとっては道半ばの悲しい日を迎えることになったが、彼への想いとともに、携わった方々の心の中に彼は生き続けると思う。

江口哲郎くんのご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。