激烈な3位争い

[昇格争い]

過去2年間との比較
05年:1.京都に決定、2.福岡が濃厚、  3.山形??
   33節時点(72)   (58)    (50)
 
04年:1.川崎105、2.大宮85が昇格、3.福岡76
   33節時点(81)   (54)    (52)

03年:1.新潟 88、2.広島86が昇格、3.川崎85
   33節時点(66)   (63)    (59)

■京都の優勝は決定
京都の優勝は決定的。
京都が、第4クールを第3クール並(5勝3分3敗)の平凡な成績として仮定すると、勝ち点が「90」。
それでも現在2位のアビスパは全勝しないと追いつかない。サッカーは何があるかわからないが、主力の累積欠場や怪我などを考えると11連勝は無理だろう。最終で福岡は勝ち点が80前後か。福岡は、毎年涼しくなる時期に怒涛の強さを見せているが。
■2位も福岡が濃厚
福岡は、第1クール、第2クールともに勝ち点18。第3クールが勝ち点22の1位。
今のチームの流れとチーム力からすれば、第3クール並かそれ以上の勝ち点は奪えると考えられる。怪我の松下や北斗も帰って来る。

第4クールが、最悪勝ち点18(5勝3分3敗以上)としても「勝ち点が76」となる。
3位の山形が76以上の勝ち点にするには、第4クールを勝ち点26以上が必要。つまり京都の第1クール並の成績が必要となる。山形にとって8勝3分0敗以上はいかにも厳しい数字と言わなければならない。

山形以下のチームが2位に上がる確率は、限りなく低い。
福岡は、鳥栖、京都戦が一番の山だが、10月23日の九州ダービーまでの3戦に最低でも勝ち点7以上を上積みし勝ち点67以上としておきたい。
そうなれば3位との差を更に開き安全圏へと入り、第41節、草津戦当たりでJ1昇格決定試合となるだろう。
何より第4クールの出だしでつまずかぬことで、ここからの3戦(湘南A、山形H、水戸A)はもっとも重要な時期となろう。万が一つまずくことにでもなれば3位以下のチームが勢いづくのは明らか。
■3位争いは激烈
今季のJ2は、甲府、札幌のチーム力の向上、仙台、山形の思わぬ苦戦、徳島の健闘などで3位争いが稀に見る激烈な状況となっている。
下位のチームが昨年の福岡のように8連勝などすれば別だが、3位争いは余程なことがない限り以下の4チームからか。

[第33節現在]
順位   勝点
3.山形  50
4.甲府  49
5.仙台  47
6.札幌  46

混戦になればなるほど勝ち点は下がるものだが。
8位鳥栖(39)や9位湘南(39)が3位に食い込むには、第4クールを「勝ち点25位」(第2クールの京都並み)の快進撃をしなければ差を詰めれない。現在の怪我人やチーム力を考えると3位に上がるには大変に難しい。
そうとすれば、上の4チームでの争いと見る方が妥当か。
自分は、守備力のある山形か、攻撃力の甲府の争いと見るが、調子を上げてきている仙台も侮れない。
最近3連敗(3試合で10失点)している札幌は厳しいだろう。札幌は、第4クールの出だしの3戦徳島、横浜、湘南戦が最重要。

J2、第43節 甲府ー福岡(小瀬)
        仙台ー京都(仙台)
        水戸ー山形(笠松)

   第44節 京都ー甲府(西京極)
        福岡ー仙台(博多の森)
        山形ー鳥栖山形県営)

スケジュール的に見れば、終盤の最後の最後に1,2位のチームと当たらない山形が有利に見えるが。
一番に見てみたいJ1、16位との入れ替え戦は、甲府の魅力的な”爆発的攻撃力”だが。