夕暮れの風は次第に秋の気配を感じるようになってきました。
自宅そばの公園では、毎夜コウロギや鈴虫たちが、秋の夜を楽しむように鳴いています。

それにしても、今日のお昼は暑かったですね。
「うだるような気候」とは今日のような日のことを言うのでしょうか。
私も、少しは体調のせいもあるかも知れませんが、額や首筋から流れる汗は、試合前から試合後まで止まることを知りませんでした。

近隣合併によって、この10月1日から拡大した佐賀にある「佐賀総合運動公園陸上競技場」には、有明海からの快適な海風は届かず。
気温31度、湿度80%超えと、仙台の快適な気候で調整してきた選手たちからすれば、まるでサウナにでも入ったような気分だったでしょうか。

今日は、このところ好調な都並さんの仙台を見たかったのと、アビスパから移籍した立石を見たくて佐賀まで足を伸ばしました。
夜は鹿島と千葉の熱い戦いをTV観戦しましたが、精魂尽きるまで戦った選手たちはサッカーの醍醐味を見せてくれて本当に素晴らしいゲームでしたね。

最後の最後は技術でも才能でもなく、精神力なのだということを、選手たちが自ら教えてくれました。これを乗り越えるチームこそに栄冠は輝くのでしょうか。

今夜は、前半はオシムさんが作った見事なチームに心打たれ、後半は鹿島というチームの精神性の高さを感じることができました。
降格ラインにまで低迷していた大分は、シャムスカさんが赴任してからチームが一変しましたね。
先制してもミスを連発し失点。そして迷ってばかりのチームが「方針を徹底」することで見事に生まれ変わりました。

前線から守備すること。素早い寄せと徹底した前線のプレスで強豪チームをあわてさせ、ボールを奪ったら連動した素早いカウンターで得点してしまう。
若いチームが、昨年まで連覇した強いチームを3−0で粉砕してしまいました。

指揮官の確たる方針と、結果が伴うことでチームの選手たちにも自信が蘇ってきています。
今季、J1に昇格したばかりの川崎Fも、好調持続で4連勝しました。

なんと26節で順位は7位。好チームと言われている広島や名古屋や横浜よりも結果を出しています。
関塚さんの方針もブレることなく徹底しています。初代表に選ばれた箕輪がアシストしたそうですが、彼が言っています。
「チームの方向性がはっきりしている。」と。

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(写真:ハーフタイムには数多くのチャンピオンを生み出している「佐賀女子商業新体操部」の演技。集団での組織的な美しさや個人のしてのレベルの高さ、これにはみとれました。)