エルゴラとサポティスタ

■戸田のインタビュー
寝る時間も削るほどの多忙戦線に突入で、ここ数日、新聞もネットもじっくり読む暇がない。おまけに久しぶりの体調悪化は長期に亘っている。
そんな中でホッとするような記事を読み嬉しくなった。
砂漠に清水。

ダバディ氏による漢・戸田(ヴェルディ)のインタビュー記事は中々に面白く、興味をそそられた。
トルシエ時代の02年の当時を懐かしむとかそういうことでなく、この記事では、戸田という男の人間性や異能ぶりが良く出ていたからだ。
ダバディのような特別に機知に富んだ相手だと、戸田の賢さや才智の引き出しが開けられてしまうのだろう。
内容はここでは明らかにしないが、こういうインタビューこそエルゴラを定期購読した甲斐があろうというもの。

関心がある方は読んで欲しい。
頭の良さと容貌では宮本に分があるかも知れないが、戸田は、将来の協会幹部にでもなれるだけの広い見識と才智を有している。
彼は以前から個人的には明神とヤナギとは同級でとても仲が良いが、彼らの賢いプレースタイルにも相通じるものがある。
■「柱谷哲二はないだろう」
なんとも爽快で明快なタイトルだろうか(笑)
サポティスタの優れたところは、このタイトル作りにある。久しぶりに膝を打つ稀に見る見事なキャッチコピー。
サポティスタのその前に、我らの羅針盤でもある武藤さんのコラムも、明晰なケット・シーさんのBLOGも今朝がた拝見していたが。「柱谷抜擢報道」に関するおふたりの見解こそ、これこそが世間の風向きというべきものだろう。
情実主義者川淵氏のアイデアに対し、将来ある柱谷氏”本人”が、「自ら断りを入れる」方が本人の値打ちが上がるというものだ。
「未だ、そんな柄ではありませぬ」と。

日本サッカー界と本人の将来とが、共に絶望の淵へ落ち込む前に。