「ダービーファイナル」2

【J2、第37節、福岡ー鳥栖】:博多の森競技場
当日の模様は、その雰囲気(だけ)を写真館にアップしました。

「九州ダービー」ファイナルその1  ■「何がなんでも負けられない」
「九州ダービー」ファイナルその2  ■賑わう競技場の周り
「九州ダービー」ファイナルその3  ■家本氏、仕切る
「九州ダービー」ファイナルその4  ■戦いすんで日が暮れて

アビスパは、4年間という長い歳月をかけて この日のような雰囲気を探していたのだろうと思う。

長い長い通り道。 回り道。
我慢と失望と。落胆と失意と。

果たして、辛苦に耐えた味がするチームになったのだろうか。

■セイジがMVP
4−1という得点差ほどゲームの内容の差はなく、むしろ決めるべき「決定機」にアビスパが得点を重ねてそうなったゲームといってよい。
しかし、4−1がアビスパ鳥栖との現在のチームの力関係なのかも知れない。

「ゲーム内容は非常に激しいし、決してJ2のレベルの低いサッカーではなかった。」

と、イクオさん(松本監督)が言うように、鳥栖は、「この日のような戦いをしていけば今後の7試合を全勝できる」という位に選手たちは内容のある戦いをした。
できれば怪我人続出で戦力的に薄い状態の鳥栖ではなく、互いに万全の体制で最後のダービーをしたかった。
アビスパは、「敢えて、古賀にもたせる」というイクオさんの戦術を逆に取り、結果的には古賀誠史が作る左からの決定機で鳥栖の息の根を止めてしまった。
この日のような決定力を発揮するならアビスパには敵はない。
前半戦のドロー続きが嘘のようである。
自分は、2得点したグラウシオも、千代反田も良かったと思うが、MVPは、3アシストをした上に、家本氏(主審)とも戦っていた古賀誠史にしたい。
■J1昇格、ほぼ確定
アビスパは、大事なダービーを制して勝ち点が67。7試合を残して3位の甲府とは、勝ち点差が11。
甲府が全勝してもアビスパが4勝すれば届かない。最短で11月13日(日)に昇格が決定するが、常識的に考えてもアビスパが「あと3つ」勝てば4年ぶりに昇格決定であろう。
そういう意味では、一歩早く昇格を決定した次戦の京都戦には、どんな内容でもいいから勝ち点3を奪いたいところ。
グラウシオの得点王のためにも、千代反田は、身体を張ってパウリーニョを完封しなければならない。

そういえば、彼、額の傷、抜糸したのか?

■気抜け

それにしても、ダービー終わったら背中の力が抜けてしまい。海外サッカーを見る気も起こらない。
虚脱心情、そのまま。
一日、仕事に追われる。

週半ば時間作り久しぶりに湯煙の町へ、ゆったりお湯に浸かろう。