寿司の日

■11月1日は「寿司の日」
ほかに、計量記念日、灯台記念日、自衛隊記念日点字記念日、紅茶の日、本格焼酎の日、泡盛の日、カーペットの日と続いて犬の日
面白いことに、毎日が記念日であり、記念日にも色々とある。
犬の日はワンワンからきたのだろうが、お寿司の日は、冬の魚がそろそろ美味しく食べれるようになるからなのだろうか。

そしてこの日は、万聖節でもある。これは宗教上の日で、全ての「聖人」の日であり「殉教者」の日でもあるらしい。
また、カトリックでは諸聖人の祝日とし、プロテスタントでは聖徒の日として死者を記念する日とか。
元をただせばケルト人の宗教的行事がキリスト教に取り入れられたからとか。
この日は、聖人の祝日としてフランスでは祭日となっている。

昨日の”ハロウィン”は、万聖節の前夜祭の行事でもある。
■福岡市鮮魚市場
博多には巨大な鮮魚市場がある。
市場のある長浜地区は長浜らーめんでも知られた場所であるが、日本でも有数の水揚げ高を誇る。
福岡市鮮魚市場は、その取り扱い高は全国5位、取り扱い金額ではダントツの1位である。
市場には毎日玄海灘だけでなく、天草、五島列島日本海などの新鮮な冬の魚たちが水揚げされている。
近所の普通のスーパーでさえ鮮度の高い魚以外は売れないほど、活魚好きの人が多い博多の人々は、この時期こそが一番に旨い魚が食べることができる。

ブリ、ヒラメ、ふぐがその代表的なものであるが、筑前海、豊前海、有明海の浅瀬で獲れるクルマエビもこの時期のものである。
[ブリ]:出世魚のブリは博多では縁起もので、刺身の他に照焼き、あら炊きなどで食べる。
[ヒラメ]:ヒラメは、ふぐ、ブリと並ぶ博多の代表的な冬の三大魚。
[クルマエビ]:塩焼き、天ぷらなどで美味いが、やはりおどり食いは格別なものであろう。

季節は、食べ物から冬へと向かっている。

デパ地下を歩くと、そろそろ「おせち」の時期になってきた。
先日予約を始めた料亭・「老松」(おいまつ)のおせち料理は、予約を受け付けたその日に即日完売とか。
ご存知の通り、老松は「博多座」の幕の内を受け持っている博多の老舗の料亭であるが、庶民的な「稚加栄」と並んで地元ではその名も高い。
この時期に老松でフグ料理を頼むと、一生の記念になるほど絶品料理が次々と出てくる。
ただしカードの取り扱いはしていないため厚めの現金を懐に用意する必要があるが(笑)

最近は、質素な食べ物で日々を暮らすようにしていますが、今日は寿司でもつまみますか。