ビジョンなし

今更ながら。選手を固定しゲームを繰り返しさえすれば、チームは強くなり、進化するのか。
そして、課題は決定力や得点力なのか。

『それを見た瞬間、恥ずかしながら俺はそのピッチ上の状況を打開する術が、思い浮かばなかったし、何の為に試合をやっているのか混乱してしまった。そして、他の選手は一体どういう気持ちでやっているんだろうか、何を目的でサッカーをやっているんだろうか、と考えてしまった。チームとしてこの試合で何をやりたいのか、それぞれ個人として何をやりたいのかが見えなかったんだよね。 

今回の試合で、相変らず得点力不足が……なんて言われていたけど、正直そんなに気にしていないんだよね。それよりも、このなんとも言えない覇気の無い雰囲気の方が何十倍もやばいと思った。』(21日付け、ヒデメール) 

ヒデのいう”それ”とは、バックスタンドやメインスタンドの「まるで誰も試合を楽しんでいないかのように静けさが漂っていた。」様子。
「味方に要求できる強さ、味方を信じて走れる強さ、味方を助ける声を出せる強さ、そんなちょっとした強さが今の日本代表に1番かけている事だと思う。」と、ヒデも書いているが。この深刻かつ複雑な問題を、コントロールすべき指揮官は知る由もない(感受性がない)し、資金集めに奔走する川淵氏には理解できない(「要は勝ちさえすれば」どうでもいい)ことだろう。