今野がヒーロー

ガンバ大阪のリーグ制覇おめでとうございます。

9シーズンぶりに復活した1ステージ制で、元々選手たちの質量には申し分なかったのだが、何よりアラウージョフェルナンジーニョの二人の存在が大きかった。
最後は、ガンバの今季の戦力の”充実ぶり”がものをいった。
これによって「育てるが、勝負弱い」といった西野氏の風評も変わることだろう。
サッカー界も、今年は関西にスポットが当たる一年となった。

       勝点  得点  失点  得失差
1.G大阪  60  82  58   24
2.浦 和  59   65  37    28
3.鹿 島  59  61  39   22
4.千 葉  59  56  42    14
5.C大阪  59  48  40    8
6.磐 田  51  51  41   10
7.広 島  50  50  42    8

■5チームが勝ち点差1以内
順位的には、戦力的に見て妥当な結果となった。
ただし千葉だけは”オシムさんの最終年”を、先日の「ナビスコ制覇」とともに、リーグ戦も優勝したガンバに勝ち点差1というところまで迫った結果には、賞賛すべきことだろうと思う。
天皇杯はまだ残っていますが、在任中に日本サッカー界に幾多の示唆と影響を与え続けたオシムさんには、只管「ありがとう、そして、お疲れ様でした。」と申し上げたい。
■ガンバ初制覇

   Jリーグ  ナビスコ   天皇杯
92  −   V川崎  横浜M
93 V川崎  V川崎  横浜F
94 V川崎  V川崎  平 塚
95 横浜M   −   名古屋
96 鹿 島  清 水  V川崎
97 磐 田  鹿 島  鹿 島
98 鹿 島  磐 田  横浜F
99 磐 田   柏   名古屋
00 鹿 島  鹿 島  鹿 島
01 鹿 島  横浜M  清 水
02 磐 田  鹿 島  京 都
03 横浜M  浦 和  磐 田
04 横浜M  F東京  東京V
05 G大阪  千 葉   ?

J誕生時からのクラブで唯一の無冠チームに、栄冠が輝いた。
また、オシムさんやセレーゾの退任には寂しいものがあるが、相馬(鹿島ー川崎)、沢登(清水)、松波(G大阪)、本田(鹿島)ら、一時代を作った選手の引退の話しもある。
2005年が、日本サッカー界の”一つの時代の節目”であったのかも知れない。
そして、今季はかって栄華を誇ったヴェルディの凋落という残念な事実も。

ところで。新聞はどこも大きく取り扱わないが。
セレッソには残念な結果となった)12月3日のガンバ的ヒーロー賞は今野(FC東京)だと、思う。