「ドイツに向けて」その4.

再び、ヒデのインタビュー(日本経済新聞、元旦〜4日)から。
中でも1月3日付け掲載のインタビューは本当に興味深い内容が詰まっている。以下、コメントなしで細切れに掲載します。
■日本代表の真の問題点

「ただ今の代表の最大の問題点は決定力ではないとも思っている。つくり出すチャンスに比べ得点が少ないのは確か。かといって、点が取れずに苦しんだ試合は多いが、負けた試合は思われているほど実は多くない。点を取るのはどこの国も苦労していること。」
「きん差の勝負になるのが現代サッカーの特徴。決定力は改善すべき課題だが悲観することではない。むしろ決定力不足の影で真の問題点が隠されている気もする。」

「僕がより気になるのは全体としての守備力。トルシエ時代の選手も多く残っているのに、02年当時の一番の良さだった守備力がうまく継続されていない気がする。」
「もったいないし、その理由もなかなか分からない。今のやり方だと日本の良さが出し難いし、不安定な気がする。」
「敏捷性や頭の回転の速さは日本は優秀な部類に入る。その良さを生かすには陣形をコンパクトに保つ必要がある。間延びしてスペースを与えれば、スピードやパワーに勝る相手に当たり負けする局面が増えてしまう。そういう意味で最終ラインの高さをどこに設定するかは、一番重要な事柄でしょう。」

■周りを生かす

「サッカーの場合救われるのは、考えは分からなくても得意なプレー、好きなプレーは選手を見ていてわかるので、そういう部分を生かしてあげることはできる。」

「でも最近(燃え尽きられない)非を他人に転嫁してはいけないなと思うようにもなって。そうなれなかったら、それは自分に何かが足りなかったからだと突き詰めていった方が、さらに自分を伸ばせると考えを改めた。」

(この項、後日、時間がある時に続けたいと思います。)
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明日から数日、息抜きも兼ね海外へ出かけてきます。