Climb to the top!
Climb to the top!=「闘う集団」「競い合うチームづくり」
今季のアビスパの戦力が確定した。
GK DF 1 水谷雄一 2 宮本 亨 16 神山竜一 3 アレックス 25 岩丸史也 □ 4 金古聖司 □ 30 六反勇治 ☆ 5 千代反田充 15 吉村光示 ○ 17 川島眞也 19 長野 聡 21 山形辰徳 23 柳楽智和 24 平島 崇 MF FW 6 布部陽功 ○ 9 薮田光教 ○ 7 宮崎光平 18 有光亮太 8 ホベルト 20 林 祐征 10 久藤清一 ○ 27 田中佑昌 11 山形恭平 29 釘粼康臣 13 松下裕樹 33 安田忠臣 ☆ 14 古賀誠史 36 グラウシオ 22 中村北斗 26 城後 寿 28 大塚和征 31 本田真吾 ☆ 32 多久島顕悟☆ ☆新加入 ○完全移籍 □レンタル移籍
5年ぶりのJ1復帰となったアビスパ福岡は決して派手ではないが(FW以外は)チーム予算に見合ったほぼ妥当な補強をした。
ホベルト、グラウシオ、誠史、裕昌、千代反田など、昨季戦った中心選手がほぼそのまま残り、今季もJで最も若い彼らを中心にチーム作りをすることは間違いない。
補強で加入した選手たちもいずれも松田さんの意思によるものだろう。アビスパのチーム戦術に早く溶け込みそうな選手たちばかりである。
前季のメンバーに、これら移籍した選手たちがどう組み合わさっていくのか、J1で戦えるだけのチーム作りとともに、これからのキャンプや練習試合での重要な課題となるであろう。
さて、結局、当初予定していた補強を十分に果たせなかったFW部門であるが、(薮田がFW登録となっているが)今季は現有戦力の底上げしかない。
実はチームが抱える一番の問題点は何ら解決していない。得点力という観点からはどうみても他チームと比べても弱体であることに変わりはない。そういう意味では残念ながら今の時点では攻撃力はJ1最低と評しても良い。
今季は、これまでと同様組織的な守備を前面に打ち出した我慢を強いる戦い方になるであろう。
当然、アビスパに華麗で美しいサッカーは望むべくもない。地道に勝ち点を拾いながら残留目指して戦うしかない。
たぐいまれな身体能力を持つがその精神力の脆弱さ加減からくずぶり続けるFW林の覚醒を待つしかないのは、何ともこころもとない。我々は与えられた条件の中、半ば苦痛の戦いの中へ飛び込むのだ。
それもまたサッカーを愛する者の至福の楽しみ。そんなチームや選手たちと共に今季も一年間付き合って行こうと思う。
2,3年後には立派に育つであろう田中裕昌は、今季は是非とも五輪チームへの仲間入りを果たして欲しい。世代的に見てもそれだけの能力はあるし、北斗とともに我々に夢を見せてくれるであろう逸材であることに変わりはない。
これからアビスパの今季の戦いについて少しづつ書いていきたい。