堅固な守備組織
野暮用の為、残念ながら昨夜(19日)のフィンランド戦(エコパ)は未見です。
■良いリズム
19日、アビスパはグランパスとのトレーニングマッチ(トヨタセンター)で4−1と完勝したらしい。
1−0(51分)布部 陽功 2−0(55分)古賀 誠史 3−0(70分)グラウシオ 3−1(81分)中村 直志(グランパス) 4−1(82分)アレックス
この時期は、結果に一喜一憂すべきでないしチームの特徴でもある守備組織に磨きをかけ、互いの連携整備をする時期だと思う。
グランパスのフェルフォーセン新監督もアビスパを「よく動き、組織され、フィジカルが強かった」と評した。
『チームにとって、J1勢との練習試合2試合は「J1の洗礼を浴びる」(アビスパ長谷川氏)位置づけだったが、それを組織力で“無駄”にするほどに勢いに乗った。「サッカーは1人でできるもんじゃない」と松田監督。個人が力を持つJ1舞台でも、福岡の組織力が敵を凌駕(りょうが)しそうな勢いだ。』(日刊九州)
そういった組織力に現在の布部がピッタシはまっていることと、ホベルトと布部のボランチコンビが堅固な守備組織の要となっていることは間違いない。
先週、宮崎キャンプで見たセレッソとのTMでジョン・モリシコンビを完璧に封じていたが、千代反田、金古を中心としたアビスパDF陣はグランパス戦も復帰したFW玉田に全く仕事をさせなかったらしい。
今季のキャンプではコンサドーレがいち早くチームを作り、どうやら「ヤンツーさんの集大成のシーズンになりそう」とは、キャンプ地の宮崎で知り合いのサッカージャーナリストから直接聞いたことであるが。
今季J1に復帰したアビスパもJ2コンサドーレに負けず劣らず、怪我をして出遅れた久藤以外の移籍組が使える目処が立ち、良いリズムでチームを作りつつある。
練習試合とはいえJ1相手に2連勝である。
■大崩れせぬこと
残留をひとつの目標に掲げるとしたら、大崩れしない守備組織が条件になってくる。
以下は、昨年アビスパの守備陣が大崩れしたゲームである。
第16節 6/11 2−3 京都(A) 第17節 6/18 0−3 札幌(H) 第38節 10/29 0−3 京都(A) 第39節 11/ 6 1−3 横浜FC(A)
上記の4試合のうち17節と38節の2試合を観戦したが。
6月の札幌との対戦。博多の森のスタンドで茫然自失となったことを今でも鮮明に記憶している。ホベルト不在ではあったが、アビスパが唯一ホームで守備陣が崩壊し惨敗したゲームであった。*1
J1でアビスパが残留できるかどうかは、我慢強く戦いながらそういった大崩れゲーム無くしていくことである。