長谷川氏は退陣せよ

4日付けのニッカンに、統括部長である長谷川氏の実にいい加減なコメントが掲載された。
アビスパのチームにとってFWの駒不足は、昨年昇格が決まった時点でわかっていたことであり、また当時の彼も、残留の為には「FW、中盤、DF陣の補強が絶対に必要」と主張していたのである。

「中で勝負できるFWが如実に足りない。日本人で(補強を)考えないと」(4月3日付、長谷川統括部長の呆けた発言)

以前にもこちらに書いたのだが、これまでの自らの怠慢な仕事ぶりは蓋をし、ぬけぬけとこの時期に、しかもこのような内容のコメントをする場合ではなかろう。
補強とは、迅速かつどこよりも手際良くやるのが鉄則である。
アビスパは、シーズン前の選手補強のそのほとんどを監督である松田さんがリードし行ってきた。
どうか残留が不可能になる前に、仕事は中村氏に任せ、仕事のできぬ長谷川氏は結果誘引の責任を取り一刻も早く身を引くべきだろう。
以前からチームの総責任者である彼には色んな意味で注視してきたが、今の時期にこのようなコメントを出すような彼はJ1を舐めているし真にチームを愛してはない。
まともな仕事をできない彼に無駄な賃金を払っている場合ではない。クラブの予算が少ないとか、資金が捻出できないとかと、これは全く別問題である。
■選手たちはアビスパらしく戦っている

3月 5日 第1節(A) 磐 田 △1−1
3月11日 第2節(H) 大 宮 △1−1
3月18日 第3節(A) 千 葉 △2−2
3月21日 第4節(H) 名古屋 ●0−1
3月25日 第5節(A) 甲 府 △1−1
3月29日 ナビスコ(A)横浜F ●0−1
4月 2日 第6節(A) 京 都 ●1−2

試合内容的には、ナビスコの横浜戦だけが完敗。甲府戦の前半を除いて、他は勝つべくして勝てるゲームを勝ち切れなかったゲームである。
特に、磐田、大宮、千葉戦は内容的にはむしろアビスパの方がゲームを支配し勝っていた。いずれも、少なくともアビスパの何倍も優れた選手たちを有しているチームばかりである。
京都戦も、相手チームの、前線の強い個性に依存しただけの少しも魅力のないその場しのぎの柱谷サッカー相手に、アビスパは結果を出せなかった。選手たちは力を出し尽くし良く戦ったが、実に残念な結果となった。
開幕以来、選手たちはチームの特徴を引き出し良く戦っていると思う。
前節まで5人の怪我人を出しまともな状態でない中、選手たちはこのチームが培ってきた戦い方で、あくまでも攻撃的な守備組織を軸にチームプレーを忠実にこなしてきた。
■今は本当に我慢の時期

FW 田中佑昌:左足関節捻挫=全治4週間 
左S 古賀誠史:右膝内側側副靭帯損傷=全治4週間 
FW 川島眞也:脛骨下端骨折=全治4週間 
MF 布部陽功:左第8、9、10肋骨骨折=全治4週間 
MF 宮崎光平:左第7・8肋骨骨折=全治3週間
FW グラウシオ:足の具合が万全でなく7戦5試合欠場 

京都戦ではようやく佑昌が復帰したものの、怪我を抱えてゲームに出ることさえできぬ主力選手たちが5人。おまけに稚拙で軟弱な糞審判(西村雄一氏)のおかげでアレックスまで戦列を離れることとなった。
ただでさえ薄い選手層。開幕戦の先発メンバーで再びゲームができるのは果たしていつの日になるかはわからないが、今は我慢の時期であることだけは間違いない。