「サッカーチームがある」という幸せ

ここで個人のことを書くのは気が引けるがw
20代の後半の頃から長い時間を仕事に没頭してきた。あらゆる手立てを求め続け万事を尽くした。遮二無二、人の為事業の為にまい進した。
悔いもない。やることはやった。ように思う。

2002年6月 WCが終わろうという時期。
13年ぶりに 家族の住む福岡へ帰ってきた。

人生も半ばを過ぎ、
自分にとっては 帰るべき場所に戻ってきた。

腰を落ち着け 新たなの人生の階段を踏み出そうとした時
地元チームは喘いでいた。
地元のサッカーチームが今季は5年ぶりにJ1復帰した。

財政的に厳しいクラブチームに対して、
今季だけはできる限りのサポートをしようと思った。

後援会。
ファンクラブ。
新ユニ、グッツ。
そして分不相応にも個人としてアビスパシートを購入した。

高価なシーズンシートは空席だらけ。
地元企業への営業は辛酸を舐めていた。
企業への攻め方もノウハウも知らぬヘタクソな営業活動。
コーラ売るのと訳が違う。出向社員たちの素人同然の営業に気落ちもした。

今季だけは無理しても後押ししないといけないと思った。

アビスパを見守り、後押しする人が、
今季に限っては、出来る範囲でできるだけの行動をするべきだと思った。

愛する人がそうであるように。失ってからでは遅い。
住んでる街に「サッカーチームがある」という幸せは何ものにも代え難いものだ。

そして、
クラブもフロントも、プロチームのスタッフとして
自らの責務を果たす。

選手たちは全力で、悔いの残らない戦いをする。

当たり前のことだが、これがすべての原点であろうか。