天晴れミトナチオ

[J2第22節、鳥栖0ー0水戸]:6月17日14時〜、鳥栖スタジアム
寝不足続く合い間に一息入れに生観戦。
■MF小椋祥平
この日のミトナチオを抉じ開けるには余程のチームでないと無理であろう。
前田さんは、J2だけでなくJ1のチームでさえ得点するのが容易でない組織的な守備に特徴を持ったチームを作った。
彼らは一様にスキを見せず、真摯に走り、互いに連携し守備をしている。そしてディシプリンあるサッカー。
水戸の布陣は4−4−2であるが、中央で指揮を振るうボランチ2人の小椋祥平とマルキーニョの役割分担ぶりには畏れいった。
先日は、J2で快進撃を続ける横浜FCをも完封し、この日は、リーグ得点王の鳥栖のFW新居に全く仕事をさせなかった。
中でも若いMF小椋祥平のサッカーセンスの良さは新鮮な驚きであり、あと2,3年もすれば彼は大きなステージでも働ける逸材だと思った。
この日は鳥栖のWCプレーヤー尹晶煥でさえ霞んで見えた。
水戸のゲーム運びは決して華美な戦いはしていないが、時間をかけて熟成され戦術的にも良い味を出している。
何より相手ボール時の引き篭もりっぷりは天晴れとしかいいようがない。

(ミトナチオのMF小椋祥平