地平の彼方へ

■個人的な想い
このところ。日常では会えない方々から多くのメールやメッセージを頂く。
スタジアムでは歯を剥いて(ムイテ)競う相手ではあっても、特に他サポの皆さんのご心配や温かさが身に沁みる。
しかし。
それにしても気が遠くなるような”事態”になっていることは間違いない。
当事者たちはそうは思っていないところに、この病巣(ビョウソウ)が深くて難解なものであるといえる。
この春から続いてはいるが。実際、知れば知るほど恐ろしくなる。知れば知るほど躊躇(チュウチョ)する。
吐き気がするくらいにだ。どうにも許せない思いが次から次と沸き立って来る。
思い通りに行かない時、納得できない事態を目の前にした時。
実際、許せない思いややり場のない怒りは誰しもあるものなのだが。
それらは強い愛の裏返しと言っていいのかも知れない。
以上、個人的な思い。
■負のエネルギーは力にはなるが、新たな価値は決して生まない。
こういう時は、全体を見渡す目や遠くを見通す力があるといい。
効果的な行動や冷静な判断をする力を隠し持っていかないといけない。
愚痴(グチ)の言い合いや互いの罵り合い(ノノシリアイ)な実は何も何の価値も生ませない。同じベクトルを持つべき仲間を売ることが一番悲しく悪いことなのだ。

私たちは、試されている。

気持ちはわかるが「負」のエネルギーに流されてはいけないし、それだけに走り埋没するならそれだけのことだ。
万が一スタジアムで行動するのなら(もちろん気持ちを切り替えた上のことだが)選手たちの後押しをする為にゲーム中にはその3倍のエネルギーを使わないといけないだろうと思う。
この状況だからこそ。

負を撒き散らし雰囲気を悪化するだけなら、あの時の「さよなら松田」の弾幕と同次元、同程度の貧弱なクオリティでしかない。

微妙な空気や雰囲気はピッチで戦う選手たちには敏感に伝わるものだ。

さて、わたしたちは気持ちを切り替える度量があるのか。

全ての崩壊の始まりは負の連鎖。
そういった悪の循環にスパイラルに陥らないためにも、再びの失敗を繰り返さない為にも、そしてバトンを受け取る次世代のためにも新たな「ムーブメント」は興さないといけない。
と、私は思う。

■ムーブメント
プレミアやリーガは100年以上の歴史を持つ。
この地にプロクラブができてまだ11年。
サッカー文化の根はとてもじゃないが浅い。
浅いどころか厳しい試練が眼前に広がっている。
しかし遠くを見て思うに、実は大きな機会(チャンス)が訪れているとさえ私は思う。未熟なもの、未成熟なものが成熟へと向かう為の破壊と構築。
烈風吹く荒海をひとり泳ぐ気概を持って。
真実は「一人ひとりができることから。」なのだが、その後がどうなるかは神のみぞ知るである。
うまく表現できないが言うならば小異さえも包括された「連帯」とか、「連携」とか。
コアもライトも「衆」も「個」も。総括的に包むこむムーブメントを模索しなければならない。
時間は足りないけど、少なくとも圧倒的に多いライトな人々や個に走る方々のまずは力にはなろうと思っている。
準備してきましたが来週にはまずはサイトを立ち上げます。
気持ちを込めて!