救いようがない

スタジアムに足を踏み入れた途端にクラブの企画責任者のセンスを疑った。1万7千人入ったのことで責任は果したのだろうが。
いくら夏休み最後の週末とはいえ”ポケモン”デーを千葉戦にやることはないだろう。
しかしポケモン目当てに来場した黄色いバイザーつけた大勢の可愛い子供達には全く罪はない。
近くのシートの子供さんが頭に黄色のサンバーザーを巻いてない私を見て「おじちゃん、サッカー見に来たと〜?」と可愛いらしい目で言われると、長谷川氏への怒りなど瞬間消えていくというものだ(笑)
スタジアムにはたくさんの家族連れが入場したが統一感も一体感もなかった。
博多の森らしいといえばそれまでだが。
チーム作りに継続性がなく、毎試合(いや永遠に!)仕切りなおししかない川勝氏は、千葉戦は城後、佑昌、北斗ら20、21歳の若者たちを前目で使った。
しかしこのゲームもこの若者たちの溌剌さ以外に救いはなかった。
互いにスペースを作る動きも連携も連動もない戦術で、マンツーマンの千葉相手に1対1しかない戦い方で対等に戦おうということ自体が間違っている。
おそらくCLの時にTVで見た4−3−3を一度やってみたかったに違いない。
そこにはひとり中盤の底を泣きそうになりながら(死にそうな位に)走り回るホベルトがいた。
私は、慣れないFWをやらされ一人気を吐く城後を、バロンに交代させた時点でペットボトルを初めてベンチに投げそうになってしまった。しかし未だいくらかの理性は残っていた。
バロンにも罪はない。