テレ朝は外部委託すべし

AFCユース2006インド
[準決勝、日本ー韓国]:11月9日、ソルトレークスタジアム
これまでAFCユースの対戦では韓国に3勝1分15敗と大きく引き離されている日本。
過去12度の優勝を誇る韓国代表に対しまだ一度も優勝がない日本はチャレンジャーである。
以下、雑感。
韓国は、日本の左サイドから細かく繋ぎ何度も何度もチャンスを作る。
いきなり立ち上がり30秒位で日本の守備をに崩されシム・ヨンソンのこぼれ玉のゴールで失点。未だゲームに入っていない選手が多かった時間での失点。
また前半途中から画面にもはっきりわかるほどの大雨。
足元の悪さの中、セカンドボールをことごとく拾われ、韓国の前線の高さ、スピード、技術の確かさ、前線のボールキープは一枚も二枚も上手。キープ力があるから2列目からの飛出しも数多く作ることができる。
しかし、最後の決定力という点ではこのチームは問題を抱えていた。枠に飛ばない。例え枠に行っても長身GK林の好セーブで得点を奪えない。
後半は堤に代えた香川の交代が当たる。香川のドリブルから柏木への楔が大きなチャンスを作る。日本にとっては数少ないチャンスをものにする。
後半2分の森島で同点とするが、その後は韓国が再び盛り返し、彼らの重心の低いしっかしした足腰とフィジカルの強さで次々と日本のゾーンを脅かす。
防戦一方の日本は守備陣がラインを上げることさえ適わず、ずるずる下がる。ラインが下がると更にボールは韓国が支配続けやすくなる。日本はただただハネ返すのみ。
それにしても日本の守備陣は後半はシュート打たれすぎ。この点は今後反省・改善すべき点だろう。
流れは完全に韓国にあった。
攻め続ける韓国代表に追いすがるディファンス陣といった状態。そうこうしているうちに後ろから相手を引き倒した槙野が一発レッド。
1人少なくなった日本は前線に攻め手を増やせず、あとは延長戦を待つのみ。延長戦は後半途中から入った青木のゴールで2−1と逆転するが、延長後半3分韓国の逆襲に合いFKを直接決められわずかな時間のリードで同点。
120分間の死闘ではゲームが決着せず事実上の決勝戦はPK戦へ。
ここでもGK林の奮闘で日本が3−2でゲームを決着させる。
身体能力は抜けているが決め手に欠けた決定力の無さを見せ、ゲームは支配したものの韓国代表は3位争いへ落ちた。
日本は、まるでジーコジャパンアジアカップを彷彿させる精神力を見せ決勝へ。しかしこのままでは世界の強豪と戦うには未だ改善すべきところ多く、チームとしての大きな課題を露呈させた。
組織で戦うことままならず、この年代の選手たちには120分の戦いが大きな経験になったことと思う。
準決勝は、GKの頑張りよりも今後の守備陣の改善の方が課題に残った。

*決勝は、グループリーグで対戦した北朝鮮と。リーグ戦以上の激しいぶつかり合いの戦いが予想される。
またしてもBS朝日で12日、22時15分から。
音声が騒々しくないNHKはBS1で、27時10分から放送。

これほど毎試合、TV放送の音声を絞って見るのもどうか。アナウンサーのたどたどしくも無理な決めゼリフは不快感しか残らない。
テレ朝は、そんなに人材が枯渇してるなら外部から雇った方がいいよ。