J2終盤展望

日曜日。用事を済ませ午後、なんとか気分を変える為に鳥栖スタジアムへ出かけた。帰宅しても続け様にスカパーで神戸ー柏戦、その後は鹿島ーG大阪戦の録画放送を見る。3試合を見ても昨日の無残な敗戦の落胆は消えない。
(冷雨の広島戦は後ほど)
■第4レグの勢い
J2は、終盤の勢いが昇格の目安となることは間違いない。
以下、第4レグだけの戦積。

[J2第4レグ戦績]
      勝点 試合勝利 分 敗戦 得点 失点 得失差
1.鳥 栖 19 8 6 1 1 11  5 +6
2.神 戸 16 8 5 1 2 18 12 +6
3.横浜F 16 8 5 1 2 16 11 +5
4.東京V 16 8 5 1 2 17 15 +2
5.愛 媛 15 9 4 3 2 15 10 +5
6. 柏  14 8 4 2 2 18 13 +5
7.札 幌 12 8 3 3 2 17 10 +7
8.仙 台 10 8 2 4 2  9   8 +1

このところ鳥栖が激しい勢いで勝ち点を積み重ね、今日の第44節で仙台を抜き4位まで順位を上げた。第4レグだけ見れば首位である。
■カギ握る好調な鳥栖と愛媛
昇格争いは、神戸、横浜FC、柏の3強の争いであろうが、残り4試合の土壇場のカギを握るのは鳥栖と愛媛であろう。この2チームとの対戦をどう戦うか。
もちろん、鳥栖も諦めてはいない。最近の守備の安定は目を見張るものがある。
今日の鳥栖スタジアムは好天にも恵まれ、1万8千人以上の観客の中、湘南相手に勝負強いゲームをした。湘南のモチベーションが高かったせいもあるが良いゲームとなった。

[今後の対戦]
     49  50  51  52
神 戸  横浜H  草津A  湘南H  仙台A
横 浜  神戸A  徳島H  鳥栖A  愛媛H
 柏    仙台H  山形A  札幌H  湘南A
 
鳥 栖  東VA  愛媛A  横浜H  札幌A
愛 媛  湘南A  鳥栖H   ー    横浜A

地元チームのことは棚に上げ、第三者として勝手な予想をすると。
神戸はアウェーの仙台と対戦する前に自動昇格(2位以内)を決めておきたい。次節に負けると3位の目もあるかも知れない。
次節もホームで戦えるのは大きいが、神戸としては今季最大の天王山である横浜FC戦に敗れるようなことがあれば最終節までもつれ、神戸としては最終節仙台戦がカギになるように思う。
おそらく今季最終戦となるユアスタは仙台が満員のサポーターを集め意地を見せるはず。
横浜FCは勝負のアヤを熟知しているベテランが多いのが心強いが、神戸と直接対決した後もアウェーの鳥栖、好調な愛媛と最終節まで厳しい対戦が待っている。組み合わせ的には一番厳しいように思う。
柏は、前節神戸相手に乱戦を制したことが非常に大きい。
また3チームの中では何度も修羅場をくぐってきた心強いサポーターがいる。勝負の行方は52節までわからないと思うが柏は今季アウェーで9勝4分9敗と五分の戦績。2位以内に入るには最終節の湘南戦に大動員をかけホーム状態にすることが必要になる。
4連勝中の鳥栖は連勝を伸ばすことが条件であるが、上の3チームのうちどのチームかが連敗しない限り3位以内には大変厳しい。
序盤と違い徐々に失点しないチームに生まれ変わったが、最近の松本監督は今季の経験を来季に生かすつもりで戦っているように思う。
昇格争いは次節の神戸ー横浜の直接対決が今季最大の天王山。そこで勝ち点3を取った方が自動昇格の眼が高い。