クラマーの言葉

■組織としての規律
「過去は、それを素晴らしいものだと振り返り、そこから学ぶことができる。しかし人生とは過去ではなく将来を見据えなければならない。過去とは自分たちを発展させるための基礎にすぎないのだ。」(デットマール・クラマー
「いい選手たちは生活、仕事、トレーニング、試合に対して昔とまったく違う考え方を持っている。しかしサッカーにディシプリンは欠かせないもの。良いチームで規律性のないチームを探そうと思ったら絶対に見つからないだろう。素晴らしいチームというのは、やはり規律も整っている。自己抑制。バーなどで女の子と夜遅くまで遊んでいる人間が、同時にサッカーで良い選手であることはあり得ない。サッカーの世界でマイスターになろうと思ったらほかのすべては犠牲にしないといけない。今日(こんにち)の若者を素晴らしい選手に育てるということの方が、たぶん難しいことだろう。」(同じ)
暗黒の歪んだ時代から再生し出直す為には、まずはクラブのフロントにこそプロフェッショナルとしての規律を求めたい。
そうでなければ地域に根ざしたクラブとして、未来ある明日は来ない。
■辞任か解任か
昨日からの新聞各紙、ネットニュースの扱いは面白い。

残り少ない金庫の中を底尽くまで使った人間に対して、解任はありえない。
財務的に見れば(債務超過寸前で!)クラブが消えて無くなろうとしている状態であるのだから、「辞任」でなければならなかった。
決して辞めたがっていなかった長谷川氏に対し、辞任の”言質”をどこかで取ろうとやっきになっていた社長の気持ちは経営幹部として痛いほどわかる。
一般サポーターだけでなく、内部で密かに社長ひとりで彼を追い込んでいったことは評価できる。

悪の枢軸に対して違約金支払う必要は全くない。