選手権大会

[第85回全国高等学校サッカー選手権大会]序盤戦の雑感・・・
■守備意識の高さ
この大会はご存知の通りPK戦多く、3回戦を終えて15試合。また3回戦の8試合のうちなんと5試合がPK戦にもつれ込んだ。
いずれも指導者側の守備的な指導の高まりと守備的に優れたチームが勝ちあがっているせいもある。
また傑出したFWが輩出されていないこともある。
中でも岡田(初芝橋本)、金崎(滝川第二→大分)、大塚(滝川第二)などの抜き出たボランチ陣や、将来性有望な素材として見られている宮坂(大津→東京V)や岡根(初芝橋本→早稲田)、また注目の三沢(前橋育英→神戸)や小坂(静岡学園)、鈴木(星陵)など優れたディフンダー陣が今大会は数多く目につくようだ。
神村学園の対応力
3回戦は三ツ沢の神村学園(鹿児島)と桐光学園(神奈川)とのゲームをTVで見た。
序盤は桐光のロングボールに手こずっていたが、神村学園は選手たちの訓練された対応力で主導権を握り素早いグラインダーのパスを繋ぎ始め、前半18分には鮫島がヘディングゴールで先制。
その後後半開始早々にペナルティエリア内での不運なハンドでPKを与えたが、神村学園は終始ゲームを支配し続けた。
後半32分には中央からの突破を途中出場の五領のシュートで勝ち越した。
またこの試合で先制ゴールを上げた神村学園の2年生・鮫島翼の身体能力には目がとまった。
■九州勢の火
ベスト8を残し神村学園1校となった九州勢。これまで9年続いた九州勢の決勝進出は果たしてなるのか。

九州勢は97年(76回大会)から9大会連続で決勝進出。過去20年に遡ると20大会中15大会に決勝に進出している。
   優勝校   準優勝校
97 東福岡   帝京
98 東福岡   帝京
99 市立船橋  鹿児島実
00 国見    草津東
01 国見    岐阜工
02 市立船橋  国見
03 国見    筑陽学園
04 鹿児島実  市立船橋
05 野洲    鹿児島実
06  ?     ?